サイレントマジョリティ

サイレントマジョリティとノイジーマイノリティの話をよく聞く。 これは確かにそうだと思う。 少数派の方が声が大きい傾向はあるのかもしれない。 震災ゴミの搬入に、車の前に身を投げ出して抵抗する市民がいて、 それをテレビで繰り…

平和

平和ってなんだろう? 唯一の答えはないと思う。 おかれた立場や環境によって、 あるいは宗教感や倫理観などによっても異なるのは間違いない。 自分たちの平和が他人の平和と共存できない場合もあるだろう。 だからこそ、絶対的な平…

論理?

最近は書くのをサボっているが、チョムスキーに関しては考えている。 で、思考の問題もさることながら前提の違いに戸惑っている。 これは以前も書いたが「言語」をどう認識するかってところだ。   私は言語を「体系」即ち…

教科書

漫才コンビ・ロザンの宇治原は、 「教科書にアンダーラインを引くところはない」と言っていたそうだ。 その理由は、「教科書に書かれていることはすべてが必要最小限のことであり、 すべてが最も重要なことだからである」だそうだ。 …

時間・空間・ゲノム・言語

ゲノムの情報が時間軸を伴って活発に活動している状況を、 何となく想像し難いのは私だけだろうか? 発生現象は躍動的に生きもののかたちを作るときであり、 ゲノムと時間の関係を見ているような気もするが、 でも、発生現象を見なが…

時間vs空間(論理vs情報)

ゲノムは論理体系の一種だと考えている。 ただの情報の羅列ではなく、その情報同士が関係性を築き、 それらが空間的時間的に厳密に制御されて具現化したものが生きものであり、 したがって、ゲノムの情報が放散してしまってはマズいと…

脳科学?の可能性は

またまた、勝手に脳科学なんて言葉を使っていますが、 実際に脳科学のことは何も知りません。 ただ、怪しげな脳科学者が氾濫しているので、 まあ、それと似たようなものとして考えて頂ければけっこうです。   脳科学にも…

関係性を築くための素地

脳についてどう考えるのか?についてだが、 まあ脳科学の分野から色々と成果は出ている(のだろう)。 ただ、これは言語その他によって関係性が確立した、 いわば完成した脳の働きであり構造である。 こう考えると、脳をそのまま構造…

抵抗感

チョムスキーに絡んでこのところごちゃごちゃと書いている。 (ちなみに「絡んで」とは酔っぱらいに絡まれる方の絡むではない!) で、間違いなくチョムスキーの理解が足りないのは事実なので 私自身のレベルで誤解していことにむしゃ…

言語間の翻訳

チョムスキーは、われわれが普通に用いている表面的な言語の他に、 われわれヒトが生まれながらに、従って遺伝的に持つ普遍言語を考えたようだ。 そして、どうも普遍言語というものはヒトという生物種にとっては「普遍」であるようだ。…

なぜを問うこと2

理由を問うことは人間の思考にのみ許されるようなことを先日この欄で書いた。 これで思うのが社会科学と自然科学の違いである。 両者は学問的(科学的)方法論は原則共通であろうと思う。 ではその違いとは何かであるが、 それこそが…

体系の構築

体系を構築する時にまず必要なものは要素の切り出しだろう。 連続するその他のものから特定のものをあるカテゴリーによって切り分けることがなければ 構造を形づくる要素が成立し得ない。 逆に言えば、要素が存在すれば、それらが互い…

新しいことばを覚えるということとは

例えばソシュールのいう「共時態」の意味を知ろうとする。 その時に普通は共時態の意味を辞書的に説明している文章を探す。 「共時態とは○○のことをいう」と言った感じだ。 そしてその時にはなんか分かったような気になってしまう。…

ことばと時間

ことばの学習によって物事を切り取ると書いた。 その流れで長いあいだ考えていることがある。   私は、時間の感覚も言語によって異なると考えている。 単純な話としては、口惜しいとかガンバレという日本語に相当する英語…

なぜ?を問うこと

すでに存在する事象に意味は問えないと書いた。 そこに存在する生きものに、「なぜいるの?」とは問えないのだ。 「なぜ生物が存在するのか?」に対しての答えは偶然だとしか言いようがない。   なぜとは、思惑や意思を問…