サイレントマジョリティ

サイレントマジョリティとノイジーマイノリティの話をよく聞く。

これは確かにそうだと思う。

少数派の方が声が大きい傾向はあるのかもしれない。

震災ゴミの搬入に、車の前に身を投げ出して抵抗する市民がいて、

それをテレビで繰り返し報道すると、

なんだか反対派が大勢を占めている様に感じるし、

沖縄などでも基地反対が体制だと報じられている様に思うのだが、

どちらもサイレントマジョリティがまさにサイレントで、

声の大きいマイノリティが目立っているだけの話だとも聞く。

 

で、以前にも書いたのだが

https://hashimochi.com/archives/4174

説明集会などに行ってもノイジーマイノリティが声を荒げて

話の進展を妨害するような気がしてならない。

もちろん、主催者側の思惑どおりにごまかされてはならないのだが、

その逆も十分に起こりうるというか実際に起こっているような気がする。

だから、誠実な主催者がヤラセをしたくなる気持ちは分かるような気がするのだ。

少なくとも、方向を誘導するのではなく、

進行を乱されない程度のやらせならむしろアリなのではないかとすらも思う。

ただ、この進行ってのが曲者だ。

人はそれぞれに「正しい」と信ずることがある。

たとえ悪意はなくても、その正しいと信ずる方向が結果的に偏った考えだったとしたら、

その方向に聴衆を導くことは正しくないかもしれない。

この辺りの判断がおそろしい。

というか、おそらくノイジーマイノリティーの方々も己が正しいと信じて

そのような行動を起こしているのだろうから、

こうなると客観なんてどこにもないのかもしれないと思えてくる。