単元またぎ

静岡県教員研修会へ先週の金曜日に行ってきました。どの先生も真剣にご覧くださってとてもいい時間を過ごせたと思っています。 さて、今回は少し遅れてお越しの先生が数人いらっしゃるとのことで、これまで「考える会」で行なってきたこ…

遺伝研セミナー

15日(木曜日)は国立遺伝研でセミナーをさせていただく。橋本の研究生活も最後というわけで、副所長の仁木さんからお誘いいただいた。 何を話そうかといろいろ考えたのだが、3つくらいのテーマをオムニバスで話すことにした。細かい…

講演・・・冷や汗

昨年11月に行なった「最終レクチャー」の映像をDVDに焼いてくれたのでこの週末に観た。そして驚いた。 むずかしい・・・・・。 お客様はよくこんなものを聞かされて寝なかったなと本当に感じた。実際に、当日のお客様は皆さましっ…

個人研究

タイトルにはいつも悩みます。センスないなあといつも思いますが、適切なのが思いつかないのだから仕方ない。ここで書きたいのは「個人研究」に直接関することではありませんので、悪しからずご了承ください。 私は個人的に面白いと思う…

お約束

未就学児に手品を見せて驚かせるという番組を見た。期待を裏切って子供たちはまったく驚かなかった。それをみて、「そらそうだよな」と感じた。 驚くためには、それを驚きと感じるための「前置き」「あるいは共通認識」がなければならな…

思考と嗜好(目的論)

生物の進化を考える際に目的論は徹底的に排除される。それが新ダーウィン主義の考え方だろう。エーデルマンは神経ダーウィン主義を提唱したがそこに目的論はない。要するに「〇〇するために変異する」のではなく、「変異した結果(淘汰さ…

思考と嗜好(羊膜類)

羊膜類が誕生するときにも卵黄が大きな役割を演じていると私たちは考えている。卵黄が一定水準を超えて卵に蓄積されると、卵は細胞としての振る舞いを行なえなくなる。端的に言えば、油が邪魔をして細胞分裂ができなくなるのだ。そうする…

思考と嗜好(原索動物と脊椎動物)

脊椎動物の出現を考えるとき、卵黄の獲得が大きな意味を持つと考えている。卵黄の獲得により卵が巨大化した。卵が大きくなると細胞分裂の回数が増えなければ、細胞運動可能なサイズの細胞を持つことができない。原索動物(無脊椎動物)は…

思考と嗜好(ゲノムと淘汰圧)

中立的に物事を見ることがなかなか難しい。論理的に思考している時でも、「論理的」だから公平中立に考えられているのかと言えばそれは違う。私たちの考え方には、生まれ育った環境に依存する癖がある。言語が論理に影響することは何度か…

進学校での講演(後編)

今回は、実験事実から仮説を考え、それを検証してみようといういつもの試みだが、今回ある種の手応えを掴めたら他にも試してみたいことがある。新たな機会を頂戴できた時などに橋本が考えた思考的な問題に取り組んでもらいたいのだ。過去…

進学校での講演(前編)

3月に兵庫県の進学校で講演させていただく機会をいただいた。ここの読者の方にはお分かりいただけるように、講演といっても一方通行ではなく主体的に考えていただく内容である。基本的にはこれまでの「考える会」でやってきたことなのだ…

山は動きかけているのか?

この数ヶ月の間に何本か外国からメールをもらいました。若手の研究者からで、「両生類の原腸形成過程が従来言われていたのとは異なり羊膜類のそれに相同であるという結論を得たが、調べてみたらお前(橋本)がずっと昔から主張してきたこ…

刷り込み

赤ちゃんの脳には大人の1億倍以上の神経ネットワークがあると書いた。そして、その神経ネットワークは、すべての能力を潜在しているものであり、発育と共に不要なネットワークが消失していくのかもしれないという議論をした。言語で例え…

カエルの水槽

カエルの水槽

昨日、カエルの水槽一式を運び出しました。この水槽は、私がアメリカから帰ってきて京大ウイルス研でお世話になる時に業者の人と二人三脚で作ったものです。その後、この業者はこの水槽を販売しました(今ではもう売っていないそうですが…

探究授業終わりました

探究授業と「考える会」は問いかけをして皆で議論し一応の解を得て次に進むという行為の繰り返しなので、進行はほとんどその時の聴衆に依存するわけで、こちらの準備とはまったく関係のないところで止まったり、全く違う方向へと動き始め…