戦争のはらわた

風呂で大汗を流しながら「戦争のはらわた」を見た。ひさしぶりだ。言わずと知れたペキンパーの秀作。この映画は心身ともに健康な状態でないと見られない、かなり体力を要する作品だ。キューブリックの「フルメタルジャケット」にも同じ臭いを感じる。暴力映画を撮らせたらこの人だが、彼の暴力感が普段とは違う見せ方で迫ってくる。なぜこの邦題にしたのか本当のところはわからないのだが、原題の「鉄十字」よりも本質に迫っているように思えてしまう。ただし、ハリウッド俳優が演じていたので、ドイツ兵がずっと英語を話していたところに違和を感じたな。

毎年というわけでもないのだが、終戦の日が近づくと戦争映画を見てしまう。古き良き、ヒーローもののアメリカ映画ではなく、ちょっと重たい映画を見てしまうんだよなぁ。次は、この続きで「スターリングラード」かな?それとも「氷雪の門」を見ようかな。