意味付け
何かの意味がア・プリオリに決まるとは考えられないと何度か書いた。 まず、その「何か」をどのようにして切り出してくるかが問題である。 その切り出しは、時に言語体系に依存する。 と、まあこの議論はここでは深入りせずに進もう。…
西田幾多郎
これも7年以上前の文章です。 この頃の文章には実在の人物が登場する傾向があるようです。 ウチの本棚には科学書は少なく哲学・思想の本がほとんどです。 おそらくその内の何かを読んでいる時に感化されて書いたのでしょう。 &nb…
自己と非自己
昨日、「以前に書いた文章」を貼付けました。 で、それらをお読み頂いた方には申し訳ないのですが、 自分の書いた文章のまとめという意味でも このコラムに過去の文章を随時載せていきたいと思います。 書いた本人でも、「こんなこと…
科学
「科学」とは何かと考える。 決まった定義があるのだろうか?? ある辞書によると 「一定の目的・方法のもとに種々の事象を研究する認識活動。 また、その成果としての体系的知識。」とある。 以前にも…
神曲
以前に永井豪が描いた「ダンテ神曲・地獄編」を読んだ。 何と、マンガである(作者を見れば想像つくでしょうが・・・)。 「神曲にであったのは、ようやく字が読めるようになった頃の事だった」と そのあとがきの中で永井は書いている…
マートン
マートンがイチローの日本記録を破ったときにイチローが発した言葉が新聞に載っていた。 「マートンは、マイナーとメジャーを行ったり来たりしていた程度の選手、 そんなヤツが200本以上もヒットを打てるのだからメジャーをなめては…
親の言葉
教育関係の何かの記事を呼んでいてふと考える事があった。 「あの子とは友達にならないように!」という親の台詞についてである。 私が子供の頃から同じだろうと思うが、 親は、例えば子供が不良のような友達と遊んでいると上のような…
価値観
好みって人それぞれである。 誰かの好きなものを私も好きかと言われれば むしろそうではないと思える場合が多いようにも思う。 だから、極力他人の価値観を否定しないようにしたいし、 自分の価値観を押し付けないようにもしたいと思…
古い?
よく議論の最中に「欧米では」とか「だから日本は」 みたいな話をする人も多いと感じる。 この議論の前提条件として、 欧米の方が日本より進んでいる、 欧米の価値観がすべからく正しい というのがあるのは間違いない。 ひとつの例…
般若心経
正確には「般若波羅蜜多心経」と呼ばれる般若心経は、 もっともよく知られている経典のひとつでしょう。 般若とは「智慧」の事である事はどこかに書きました。 波羅蜜多とは、梵語のパーラミータを訳した語で、 その意味は「彼岸に到…
見る
ある映画で登場人物が you’ve looked but you cannot see! と言っているのを覚えています。 出演者も映画の題名も忘れているのですが この台詞がとても印象に残っているのです。 宮本…
彼岸
仏教者の目的とは彼岸に到達する事、 すなわち成仏する事だろうと勝手に思っています。 彼の岸に渡る時に一人で渡るのか、 それとも大勢で渡るのかが選択の分かれるところでしょうが、 私は原則として一人で渡るものであろうと思いま…
遺伝子ネットワーク
先日、宮田先生と話をしていた時に遺伝子の平行移動の話題になりました。 他の生きものの中で獲得された遺伝子が、ウイルスや、別に何でも良いんですが、 そのような媒体によって運ばれてくるような話です。 この手の議論は、一般には…
タイムリー
タイムリーと言ってしまったら不躾なのかも知れませんが、 先日、「ロールスロイスとボーイング」を書いた直後に 海上保安庁のヘリコプターが墜落する事故がありました。 その経緯は皆さんご存知でしょうが、 結局はデモンストレーシ…
ロールスロイスとボーイング
こういう逸話を聞いた事がある。 アラブの金持ちが砂漠をロールスロイスで瀑走していたところ 突然ドライブシャフトが折れた。 ドライブシャフトが折れたってどういう状況なんだろうと思うが、 それはさておき、とにかく無茶苦茶な運…
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