世界の・・・

古いところでは「世界の黒沢」がそうだった。 「世界の青木」ってのもあったなあ。 最近は「世界の渡辺謙」だ。   で、この「世界の」を考えてみると 「白人社会の」と翻訳できそうな気がする。 例えば国際映画祭で評価…

時間について

時間については昔から多くの人が考えて様々な考察がある。 端的に言えば、アインシュタインの相対論で 時間と空間のすべてが見事に説明できるとすらされている。   さて、入門書を斜め読みしかした事がないので 相対論に…

時間をとめる?

以前のコラムで視覚情報は時間軸を必要としないと書いた。 これは何も私の説ではなく、すでに何人かの人が唱えている事である。 だから、かたちの情報として処理される場所は 視覚情報を処理する場所であるということで何となく納得し…

時間

時間がア・プリオリに存在するのか?の問いには 「ア・プリオリに存在しない」としか答えられない。 時間の議論はまだ不十分だが、今回はこの辺りでお許しを願いたい。 時間と言うものを人間が感じるとすれば 間違いなく脳のどこかで…

時間と空間

西川伸一先生のセミナーを聴いた。 多岐にわたるテーマを一筋の流れとしてまとめておられたので、 話としてはすんなり聞けたのだが、 ひとつひとつについてはその都度質問をしたい事ばかりだった。 例えば、時間はア・プリオリに存在…

色即是空

人は、人とのつながりを持ってのみ己の存在を規定できる。 それが日本人の感覚であり、この思想の本質では無かろうか? これを私は、言語の違いによるとかたち論では考えた。 アメリカ人(英語あるいはその兄弟の言語を話す人々)は …

視覚と触覚

辻井伸行さんの事を考えていた。 昨年、国際ピアノコンクールで日本人初の優勝を果たした全盲のピアニストである。   例えば、私たちが認識するピアノというものを 辻井さんは手で触れることによって同じように認識してい…

遺伝子の関係性

ゲノムとは遺伝子同士の関係性であると考えている。 遺伝子自体には何の意味もなく、 関係性という見えないモノのネットワークこそが ゲノムの本態であるという考え方で、 だから、色即是空・空即是色とゲノムを私は表現している。 …

表現すること

  ベートーベンは晩年に聞こえなくなった。 しかし、創作活動は続けていたそうだ。 我々凡人には理解する事は難しいのだが、 おそらく外部感覚器としての聴覚はもはや必要なかったのだろう。 何かを認識する事とは、それ…

輪廻転生?

    死んだらどこにいくのだろう? 子供の頃、自分を取り巻くこの世界が未来永劫つづくと信じていたころにも、 夜この世の終わりを考え、ひとり恐怖していた。 いや恐怖とは異なる漠然とした大きな不安に苛ま…

意識

思考や思索などに関しては、 あるいはそれに基づく考え方の独自性や偏向に関しても、 それらを形づくる論理体系としての「関係性」で何か言えるのかもしれない。   しかし、脳の中の論理(あるいは言語体系)に裏打ちされ…

ソフトモデル

脳血管学会で招待講演をされた宮田隆先生のお付きで 土曜日に大阪YMCAまで行って参りました。 講演内容は「雄駆動進化」に関するものでしたが 講演後に「大進化」に関する質問が出て 宮田先生はご自身のソフトモデルに関してお話…

一次元の情報と三次元の情報?

少なくとも脊椎動物の形づくりを考えるとき、 三次元の構造を作り上げる仕組みを考えなくてはならない。 そして、その情報はすべてがゲノムに書かれていると考えられている。 すべてがゲノムに書かれているという言い回しに抵抗がある…

手相

「生命線が長い人は長生きする」 これが正しいかどうか私は知らない。 ただ、意味論から考えるとこの言い方は逆だと感じる。 本当にそういう調査をしたかどうかは分からないが、 生命線の意味、あるいは生命線の長さの意味は、 かな…

神様は「かたちの緩衝剤」として考えられないだろうか? このような考え方は、敬虔な信者からは嫌われるかもしれないが、 かたちの安定が心の安定であるという立ち位置から考えると どうしても、その瞬間瞬間で変わる周囲の状況に対し…