国家観

国家観について、日本人と欧米人ではかなり違うような気はする。 その理由として、日本人は人と人とのつながりに重きを置いているのに対し、 欧米人の思想は人という個に重きを置いているからだろうと思っている。 だから、英語で人の…

続・日本人の構造

  この思考回路を生んだのは日本人的な感覚なのかも知れないが、 戦後我が国に見られる訳のわからない価値観にも問題があると感じる。 すなわち、内容の議論ではなく、とにかく何でも反対する野党の姿勢が、 正しいデータ…

日本人の構造

何回も書いていることだが、日本政府のやり方を見ていると、 ここまでなら起こってもかまわないと(希望的に)思っているところを、 あるいはこれ以上は起こってほしくないぎりぎりのところを想定値にあげて それに対する対処法しか検…

続・原発の是非について

たぶん、橋本の文章に慣れた方にはご理解いただいていることだろうが、 最近、いろいろと書いている原発に関わることは、 「かたち論」的思考の一形態として表現しているものである。   さて前回の続きである。 今、原子…

原発の是非について

予想されたことながら「反原発」の動きが大きくなっているそうだ。 私は積極的推進派とは言わないまでも原発容認派だろうと思う。 そこで、以前の本欄にも書いた(https://hashimochi.com/archives/3…

はじめに言葉ありき

聖書の言葉である。 この言葉についてたまに議論されているのを目にする。 その議論の大体のところは、 「人は言葉で思考する」だから・・・って感覚だろう。 そこで、少し違う目線で考えてみよう。   言葉がなければ何…

人のため

「あなたの為にやってあげている」みたいなことを考えてはならないと、 私はしつけられて育ちました。 「人の為と書いて偽りと読む」ともいわれました。 「何かをするのはあくまでも自分」 「他人に恩を着せるようなことをするのは浅…

生データとその解釈

政府は、東電はなぜ生のデータを出さないのだろう? とにかく定期的に生データを出し続けることが重要ではないのか?   生データに解釈を加えると恣意的になる。 だから私が学生と議論をする時には、実験条件と生データを…

記号

記号と言えば、元素記号だったり地図記号だったりと 何か意味を持つマークっぽいものを思い浮かべる。 しかし、特定の事象を意味するものとしては文章であっても記号となりうる。 そこでいつものように「記号」について考えてみよう。…

好みの推理小説

  私は、できるだけ物語の最後の方でどんでん返しがある推理小説を好む。 どんでん返しと表現すれば私の意図とは異なるものを想像される方がいるかも知れない。 一言でいえば、それまではまったく思ってもみなかった世界を…

時間とは?

以前から考えていることに時間の周期性の問題がある。 端的に言えば「時間に繰り返しは必要なのだろうか?」ってことだ。 日々の時間経過を考えると何となく日常の変化を追っていれば それが時間の経過に等しいような気はする。 &n…

論文の論理性2

さて、一般的な論文の構成については前回書いたので 次に科学論文における論理性について書いてみる。 ただし、科学論文として認められる内容には 論文という以上は語義的に見ても論理は存在するはずだから、 「論理か非論理か」と言…

論文の論理性1

先日の「本格推理の論理」では本格推理小説について私見を書いた。 では、科学論文の論理性とはどういうものなのだろうか? これも「本格の定義」と同様に個人の考えが大きく影響するので、 正解というものはないだろう。 なので、こ…

本格推理の論理

ここでも「本格ミステリ」と書きたいところなれど ミステリを推理と書こうと言ってしまったので本格推理とする。 本格推理あるいは本格ミステリの「本格」については 分かりやすくてみな同じ感覚を持つと思っていたのだが、 どうもそ…

一年ほど前に「死んだらどうなるのか?」ってことを書いたように覚えている。 これは、大昔から議論される肉体と魂の問題なのだろうか? まあ、その辺りの整理は賢い人に任せて、 私は認識の側面からあらためて考え直してみよう。 &…