清水の舞台

清水の舞台から飛び降りるような覚悟をこれまでにしたことがあるかな? 自分に問いかけてみると、やすやすと「はい」とは言い難い。 あの舞台から身を投げるような覚悟をすることって、 人生の中で一度あるかないかくらいに決死の覚悟…

部品と秩序

岡本太郎を読んでいるので何となくそれについて書こうと思う。 今日の芸術の1章で岡本は「現代人は部品になった」と書いている。 言わんとするところは分かるような気もする。 ただ、ここで私特有の思考が顔を出す。 日本と西洋の違…

芸術は・・・

芸術は爆発だ!と岡本太郎は言った。 まあ、文章になってしまったら、 実際のその情景や表情・口調・文脈などなどを加味した意味合いからは異なるだろうが、 まあ、そういった類いのことを言った。 でも、まあ分かるような分からない…

調和

調和とは、互いにへりくだる事であると言ったら否定されるだろうか? ただ、少なくとも日本人が伝統的に考える事とは 互いに一歩ずつ引いて、互いの事を慮った上で成り立っていると思う。 そして、実際に自身が体現できているかという…

山口雅也さん

好きな作家に山口雅也さんがいます。 彼の実験的な作風には考えさせられることが多く、 それは推理小説の領海を越えて考えさせられることもよくあります。 思想的にそれっぽいのは「奇偶」でしょうが、 私にはむしろ処女作「生ける屍…

宗教画

標題のことについて何の知識もありません。 間違いだらけのことを書くかも知れませんがご容赦ください。   さて、私にはどうもキリスト教の宗教画が肌に合いません。 宗教画と一般論化して良いものかどうか知りませんが、…

分子とかたち

分子生物学という学問は、元々はさまざまな分子の相互作用を解析し、 それを元に生命現象を解き明かす学問だったのだが、 現在は、ほとんど遺伝子の正体としてのDNAとタンパク質をメインとして、 それら同士、あるいはそれらと他の…

ミッシングリンク

ミッシングリンクってよく聞く言葉だろう。 もともとは生物進化を考える上での、 ある生きものと別の生きものをつなぐためのものっていうのか、 この間にはこういう生きものがいたに違いないって仮定を指す。 始祖鳥なんかはミッシン…

相対的

経済は相対的なものだとよく言われます。 だから、一つの側面から見る事は危険であるし、 ある一つの要素の変化で「かたち」ががらっと変わってしまう事は普通にある事だと言います。 これなんかは私がかねてから主張し続けている「か…

論理とは

私たち一般の人間が感じる宗教とは漠然としたものだろうと思う。 「漠然」という言葉自体が漠然としているかもしれないが、 言いたいことは、宗教を厳密に規定して信仰している人よりは、 純粋に己が思い描く神を信じる人の方が多いよ…

自然崇拝

先日館長に、伊勢神宮のように山や木々を神としてまつる信仰は 西欧人には理解しにくいのではないかということを申し上げたら、 ヨーロッパでは木々に対する信仰は普通にあるし、 おそらく全世界的に自然崇拝は存在すると言われた。 …

軍師

組織の運営にとって何が重要なのだろうか? 私はリーダーのカリスマ性と有能な軍師の存在だろうと感じている。 極論だが、その部分を補える軍師がいればリーダーには能力はなくても良いかもしれない。 人を惹き付ける人間的な魅力を持…

酒は百薬の長

適度な放射線はむしろ健康に良いという話を先日書いた。 これに関しての科学的根拠がどれだけ分かっているのか不明だが、 何となくこんなところだろうと感じることはある。   ずっと以前に、幼少期に泥んこになって遊び …

組織・体系

体系や組織って言葉は古来の日本語にあったのかな? 私たちが普通に使っている言葉のかなりのものが明治以降に作られた。 汽車・電車・飛行機なんてのは当然そうだと想像はつくだろうが、 実は、自由・権利・平等といった言葉も明治以…

義務と権利

日本って国は個人の権利をかなり拡大解釈しているように思う。 そう思ったのはアメリカに住んだときだ。 アメリカは自由の国だし、個人の権利が尊重されている国だと思っていた。 それはもちろんそうなのだが、その自由というのはかな…