相対的
経済は相対的なものだとよく言われます。
だから、一つの側面から見る事は危険であるし、
ある一つの要素の変化で「かたち」ががらっと変わってしまう事は普通にある事だと言います。
これなんかは私がかねてから主張し続けている「かたち論」の話ですし、
この学問的知見は自然科学よりも社会科学の方に見るものが多いと感じます。
2:6:2の法則って以前にも書きましたが(https://hashimochi.com/archives/899)、
結局は個々の要素で全体を議論する事の空しさを
今の生物学ではまだ研究者自身が感じきれていないという事でしょう。
この反省をふまえて(?)ときに「構造主義生物学」や「複雑系」などがブームとなりますが、
それが成就した事はないように思います。
その大きな理由に、どうしても「反分子」の性格がキツくなり、
分子生物学を否定する事だけに重きを置くあまり
問題の本質が忘れられている事があるのではないかという事です。
政治なども全体を考えるべき体系でしょう。
それを自然科学者を名乗る首相が指揮をとる事に何か問題があるのでしょうか?
よくわかりませんが、少し社会科学の勉強でもしてみると何か得られるものがあるのかも???