芸術は・・・

芸術は爆発だ!と岡本太郎は言った。

まあ、文章になってしまったら、

実際のその情景や表情・口調・文脈などなどを加味した意味合いからは異なるだろうが、

まあ、そういった類いのことを言った。

でも、まあ分かるような分からないような不思議な感じだ。

 

岡本は、芸術は受け手の問題であるとも言った。

見たものがどう感じ、それによって精神が大きく揺さぶられるかどうかこそが芸術だそうだ。

そして、それこそがアカデミズムとの違いなのだと言ったそうだ。

アカデミズムという言葉をひもとけばジャーナリズムとの対比で語られるのだが、

そして、ジャーナリズムに対してのアカデミズムとは

学問のみならず芸術も含まれているはずであるのに、

岡本は、芸術というものを全く別個に感じているらしい。

ただ、この感覚は私には理解しやすい。

芸術とアカデミズムを同一視するのには抵抗がある。

そして、私が学問をやっている立場から見て

心をふるわせる芸術は、それこそがまさに芸術と呼ぶにふさわしいものであろうと感じる。

研究を面白いと感じ、その成果を見て面白いと感じてもらう事が、

その他の一般的評価よりも私の中で上等であるのはこの辺りの感覚なのかもしれない。

面白い研究という事に異議を唱える人は少ないのだが、

どうも他の研究者と私では「面白い」の意味が全く違うような気がしてならない。

このところ、岡本太郎の嗜好がなんだかとても興味深いのである。