応答能

応答能って言葉は私の仕事の分野でよく出てきます。 簡単に言いますと、神経を作る時期に「神経になれ!」と信号が来るのですが その信号を受けられる細胞と受けられない細胞がある。 まあこれは、神経と関係のない場所の細胞が神経に…

意識について

意識の定義については議論を要するだろうと思うが、 まあ、この文脈の中でご判断いただきたい。   以前にかたちとスポーツについて書いた。 簡単にいえば、身体の動き自体も脳からの情報の産物であり、 脳の中にでき上が…

作法

週末に「切腹」と「十三人の刺客」を見ました。 古き良き時代劇ですが、見ながら気になったことがあります。 私の子供の頃は週に何回もゴールデンタイムに時代劇が放送されていました。 映画番組でも時代劇が流されていました。 だか…

映画「切腹」を見ました。

この映画は皆さんご存知だったでしょうか? 私はまったく知らなかった。 見終わってしばし唖然。 なぜにこれほどの名画が世に知られていないのだろう? まあ、私だけが知らなかったということも十分にあり得ますので こんなに大げさ…

教科書

いつだったか誰かが「教科書に下線を引くところなんかない」と言っていました。 もう、すごく納得しました。 というのは、社会科なんかわかりやすいと思いますが、 例えば教科書の数行の内容で長編の歴史小説が書けるくらい重要な歴史…

学生

先日の「土足」のコラムに似通った内容です。   私は「体育会系」という制度は嫌いではありません。 というか、この制度に日本の伝統文化が宿っているとすら思っていますが、 おそらくはもうこれに賛同して下さる人はほと…

土足?

このところ気になっていることがあります。 中高年の登山ブームがいつからなのか知りませんが、 この数年、電車で山登りの格好をした年配の男女によく出会います。 私は若い頃に山登りをしていましたから何となくわかりますし、 どな…

責任

このところ英語の話を書いているのでその流れでもう一つ。 責任を英語にするとresponsibilityとなる。 これはどの辞書にも書いていることだし、学校でもこう習う。 だから、英文中にresponsibilityがあれ…

ジヒドロゲンモノオキシド(DHMO)

無色透明・無臭・無味の化学物質ジヒドロゲンモノオキサイド(DHMO) は、 通常は液体の状態で存在しますが、固形状態では身体組織に激しい損傷を起こす原因となります。 DHMOは大量発汗、多尿、腹部膨満感、電解質異常などな…

氷河とglacier2

ことば論にも書いたことだが、 上位の文章によりその意味ができ上がる場合に、 その意味が本当に共有できているのかについて疑問が生じる。   例えば、赤色というのは明確に定義できない。 ただ、生まれ育った過程である…

氷河とglacier1

言葉の意味がア・プリオリに決まらないと書き続けている。 意味を持った単語が並んで文章の意味ができ上がるのではなく、 文章の中にその単語があって初めてその単語の意味が決まるということだ。 これは間違いなく正しいと思う。 犬…

美的感覚

美的感覚ってどういうものなのでしょうね? 特に高尚な話をするつもりなどありません。 芸術的な美的感覚なんて議論などできる能力は持ち合わせていませんし。   まあ、芸術でいえば、 若い頃はヨーロッパの宗教画が好き…

塩梅

塩梅って言葉を最近ではあまり聞かなくなりました。 でも、実際に料理をしていると塩の重要性って分かりますよね。 塩が足りないと決定的にマズくなる。 だから、塩をたくさん入れなければならないけれど、 入れ過ぎたらもちろん塩辛…

ヘタな鉄砲

下手な鉄砲も数撃てばあたると言われますよね。 日常的にもよく使う表現のひとつだと思います (これくらいの頻度で「奈良の大仏」も使われるようになればいいなあ)。   で、この表現ですが、 一人の女性に何度もアタッ…

大阪都構想とカンブリア爆発(余談)

橋下大阪府知事に関するアンケートの中の否定的な意見で、 「独裁的」というのがあった。 テレビ番組の絵で流される市民(府民)の発言だったので、 その意見を持つ府民がどれくらいの割合でいるのか分からない。 たった一人だけなの…