新入り

もう4〜5年前だったかな、 アメリカの友人が遊びにきてウチに4日ほど泊まったことがあります。 姫路城を見に行き、奈良の大仏を見に行き、通天閣を見、 梅田も難波も、神戸も京都も強行軍で連れ回りました。   その時…

邦訳

先日、「騙し絵の檻」について絶妙の邦題だと書いた。 題名は最初に目が行く場所であるから大切だろう。 特に、その本を手に取るかどうかすら決まるものなのだから。   さて、印象に残っている邦題がある。 こちらは洋楽…

理科離れ

私は「理科離れ」を「論理離れ」だと考えている。 すなわち「考えること」から逃げているということである。 少なくとも小中学校では、理科と算数だけで考えることを学ぶと思う。 算数(数学)はそれ自体が純粋論理体系であり、 理科…

情報

毎朝、始発の快速電車で通勤している。 私が乗っている快速電車は大阪始発の新快速電車より 大阪駅を6分ほど先に出発するのだが、 快速電車が大阪駅に到着する直前に「乗り換え案内」と称して 「京都まで、この快速電車が先に到着」…

We haven’t had that spirit here since nineteen sixty-nine

先日、SONGSという番組を見た。 毎回、一人あるいはひとつのグループを取り上げる。 私がみたのはEaglesの回だった。   私はカラオケでHotel Californiaをよく歌う。 意味も何となく分かって…

中吊り広告

私が通う電車の中吊りに ある著作が宣伝されていた。 内容は知らないのでコメントも何もできるはずはないのだが、 広告を一瞥した時に、 私のことをご存知の方にはご理解いただけるある種のアレルギーがでた。   それは…

存在

存在という言葉を最近考えている。 英語ではbeingが適当だろうと思うが、 やはり~ingがついている。 ingが指し示すニュアンスとは 限りなく短い微分的な時間軸を考慮に入れて とにかく現在進行的にそこにあり続けるって…

それは訳(やく)ではない

翻訳について考える。 例えば英語の授業などではとにかくどんな日本語でも訳す技術を教える。 で、ここをゆっくり考えてみると、 「訳」という術語にいくつかの種類があることが見える。 例えば逐語訳的には間違っていても、 文章の…

巧い文章

寒い季節には風呂で読書をします。 で、先日も本棚から文庫を取り出して読んでました。 阿刀田高のエッセイだったのですが、 感心した文章をみつけました。   彼がまだ貧しい大学生だった頃を書いていて、 その流れでキ…

思考をまとめる

この欄ではしばしば小難しいことを書いている。 それは、誰かにお読みいただくという意味合いよりも、 その時に頭の中に存在していることを忘れない為に書き残す意味が大きい。 だから、まったく洗練されていない分かりにくい文章であ…

読書と学習

私は読書が好きです。 ただ、読書と言って普通に皆さんが思い浮かべるようなものではなく、 9割がミステリ小説で1割が思想哲学書です。 全く違う分野にも見えますが、 私にとったら割と近いというか、 脳に与えるカタルシスが同じ…

英作文

英語の文章を作るときにはどうすれば良いのだろう?? 昨日のこの欄でも書いたことだが、 言葉の意味というのは、その言葉が使われる文脈によってのみ規定される。 だから、英文を書く時にはできるだけ例文のたくさん載っている辞書が…

業界用語

テレビでよく「業界用語」という言葉を耳にします。 「寿司」を「シースー」とか、「六本木」を「ギロッポン」のように 聞いた感じでは言葉をひっくり返してはなすように思いますが、 この理解が正しいのかどうかは分かりません。 &…

文章

現代童話という文庫本を読んだ。 たくさんの作家が書く文章でなかなかに楽しめた。 そこに中川正文さんの「口説の徒」という文章を見つけた。 著作権に触れるかもしれないので文章をここには載せられないが、 非常に興味深く読んだ。…

映画の英語

映画を見る時にする事があります。 まず音声は必ず原語に設定し日本語字幕で鑑賞します。 込み入った内容は聞き取れませんのですべて字幕に頼りますが、 聞き取れるモノは字幕との比較を楽しんだりしています。 はっきり言って台詞の…