もうおわかりですね?
このような文言を文章の中に時々見かける。 読み手の問題が多分にあるのだから一概には言えないのだが、 なんだか読者をバカにした表現だと感じることがある。 以前に誤訳の問題を扱った文庫(新書だったかも?)を読ん…
葡萄酒とワイン
最近もレイムダックの話を書いたように、 私はよく、「カタカナ言葉が多すぎる」と嘆く。 ただ、これは私の中の感情というか、 私の持つ物差しに照らしてみてのことであって、 厳密な使い分けを定義できるかといえばたぶん無理だろう…
清水の舞台
清水の舞台から飛び降りるような覚悟をこれまでにしたことがあるかな? 自分に問いかけてみると、やすやすと「はい」とは言い難い。 あの舞台から身を投げるような覚悟をすることって、 人生の中で一度あるかないかくらいに決死の覚悟…
ボーダー
私には全く縁のないファッションの話だがボーダー柄って言葉を耳にすることがある。 どうも横縞の柄を指す言葉らしい。 私のような古い世代には「囚人服」として馴染みのある横縞のシャツもボーダーだ。 しかし、ボーダーって言葉は境…
レームダック
レームダックという言葉が新聞紙上をにぎわせている。 しかも「レームダック(死に体)」と日本語注釈付きだ。 まるで小学生新聞を読んでいるような気になる。 lameという英語でも分かるように「足の不自由なアヒル」という意味だ…
新聞の見出し
ある新聞の見出しに「参院復興特別委員長に法相を更迭された柳田氏」とあった。 私は、参院復興特別委員長に柳田氏が法相を更迭されたと何も疑わずに読んだ。 しかし内容は、過去に法相を更迭された柳田氏を参院復興特別委員長に起用す…
瞬間
皆さんは「瞬間」という日本語にどのような意味を感じていますか? 日本語には短い時間の変化を表現する言葉がないのではないかと私は思っています。 英語の〜ingに相当する概念が日本語にはないのではないかってことです。 〜in…
組織・体系
体系や組織って言葉は古来の日本語にあったのかな? 私たちが普通に使っている言葉のかなりのものが明治以降に作られた。 汽車・電車・飛行機なんてのは当然そうだと想像はつくだろうが、 実は、自由・権利・平等といった言葉も明治以…
義務と権利
日本って国は個人の権利をかなり拡大解釈しているように思う。 そう思ったのはアメリカに住んだときだ。 アメリカは自由の国だし、個人の権利が尊重されている国だと思っていた。 それはもちろんそうなのだが、その自由というのはかな…
国家観
国家観について、日本人と欧米人ではかなり違うような気はする。 その理由として、日本人は人と人とのつながりに重きを置いているのに対し、 欧米人の思想は人という個に重きを置いているからだろうと思っている。 だから、英語で人の…
new words
先日、義捐金の正しい漢字を覚えた。 朝から映画を見ていたら刑事”detective”のことを制服警官が”dick”と呼んでいた。 dickは男性器の俗称でもあるのはよく知ら…
と思います
「〜と思います」って言葉はよく使われるが、 この言葉の多くは日本語としては間違っているとされる。 だから、ほとんどのアナウンサーはこの言葉をつかわなかった(らしい)。 しかし、最近では多くのアナウンサーがこの言葉を使う。…
はじめに言葉ありき
聖書の言葉である。 この言葉についてたまに議論されているのを目にする。 その議論の大体のところは、 「人は言葉で思考する」だから・・・って感覚だろう。 そこで、少し違う目線で考えてみよう。 言葉がなければ何…
人のため
「あなたの為にやってあげている」みたいなことを考えてはならないと、 私はしつけられて育ちました。 「人の為と書いて偽りと読む」ともいわれました。 「何かをするのはあくまでも自分」 「他人に恩を着せるようなことをするのは浅…
歯と爪
バリンジャーの「歯と爪」について誰かがおもしろいことを書いていた。 以前に読んだので誰の文章か記憶が定かではない(たしか北村薫さんだったような??)。 とてもおもしろい指摘でありわくわくした。 その文章自体が手元にないの…
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