責任

このところ英語の話を書いているのでその流れでもう一つ。 責任を英語にするとresponsibilityとなる。 これはどの辞書にも書いていることだし、学校でもこう習う。 だから、英文中にresponsibilityがあれ…

ザアイス

この夏にザ・アイスと言うアイススケートの興行があった。 これ以外にも行なわれてきたのかもしれない。 さてこの興行、タイトルが日本語(カタカナ)でザアイスとなっている。 ここに違和感を覚えないのかなあ??? 今の人は、映画…

二ヶ月後に記憶する

標題の台詞は、ケビン=メア氏が話していた言葉である。 沖縄県民は怠け者だ発言が出たあとにしばらく沈黙をしていたが その時の事情を彼の立場から説明する時の中でこの表現がなされた。 本コラムとは関係ないのだが大まかないきさつ…

三人称単数現在形

アメリカでは、三単現のsを国家としてなくそうとしているらしい。 それについて英語の本家本元のイギリスで面白い話が出た。   以下、トマス英教育相の話。 「教育水準をバカに合わせると国が滅びるのは今の日本を見れば…

氷河とglacier2

ことば論にも書いたことだが、 上位の文章によりその意味ができ上がる場合に、 その意味が本当に共有できているのかについて疑問が生じる。   例えば、赤色というのは明確に定義できない。 ただ、生まれ育った過程である…

氷河とglacier1

言葉の意味がア・プリオリに決まらないと書き続けている。 意味を持った単語が並んで文章の意味ができ上がるのではなく、 文章の中にその単語があって初めてその単語の意味が決まるということだ。 これは間違いなく正しいと思う。 犬…

ロープジャンプ世界大会

週末のニュース番組(だったと思う)で標記の言葉が飛び出しました。 「一体なんや???」と興味深く見ていたら、なんと「縄跳び」! いや、たしかに縄はロープで、飛ぶのはジャンプなんやけど、 そして、たぶん縄跳びは外国から輸入…

粘り

先日、ある学生さんに「自己アピール」をしてもらいました。 すると「ネバネバしてます」って答えが返ってきました。 言いたいことは分からなくはないけど・・・・ちょっと笑ってしまいました。   で、またこの言葉を考え…

葡萄酒とワイン

最近もレイムダックの話を書いたように、 私はよく、「カタカナ言葉が多すぎる」と嘆く。 ただ、これは私の中の感情というか、 私の持つ物差しに照らしてみてのことであって、 厳密な使い分けを定義できるかといえばたぶん無理だろう…

レームダック

レームダックという言葉が新聞紙上をにぎわせている。 しかも「レームダック(死に体)」と日本語注釈付きだ。 まるで小学生新聞を読んでいるような気になる。 lameという英語でも分かるように「足の不自由なアヒル」という意味だ…

瞬間

皆さんは「瞬間」という日本語にどのような意味を感じていますか? 日本語には短い時間の変化を表現する言葉がないのではないかと私は思っています。 英語の〜ingに相当する概念が日本語にはないのではないかってことです。 〜in…

義務と権利

日本って国は個人の権利をかなり拡大解釈しているように思う。 そう思ったのはアメリカに住んだときだ。 アメリカは自由の国だし、個人の権利が尊重されている国だと思っていた。 それはもちろんそうなのだが、その自由というのはかな…

new words

先日、義捐金の正しい漢字を覚えた。 朝から映画を見ていたら刑事”detective”のことを制服警官が”dick”と呼んでいた。 dickは男性器の俗称でもあるのはよく知ら…

歯と爪

バリンジャーの「歯と爪」について誰かがおもしろいことを書いていた。 以前に読んだので誰の文章か記憶が定かではない(たしか北村薫さんだったような??)。 とてもおもしろい指摘でありわくわくした。 その文章自体が手元にないの…

新入り

もう4〜5年前だったかな、 アメリカの友人が遊びにきてウチに4日ほど泊まったことがあります。 姫路城を見に行き、奈良の大仏を見に行き、通天閣を見、 梅田も難波も、神戸も京都も強行軍で連れ回りました。   その時…