レームダック
レームダックという言葉が新聞紙上をにぎわせている。
しかも「レームダック(死に体)」と日本語注釈付きだ。
まるで小学生新聞を読んでいるような気になる。
lameという英語でも分かるように「足の不自由なアヒル」という意味だ。
さて、何が言いたいのかもうお分かりだろう。
なぜカタカナ英語で言わなければならないのか?
「死に体内閣」ではだめなのか?
カタカナがそんなに格好いいの?
以前に親が、「最近のニュースはカタカナばかりで分からない」とぼやいていた。
いまや私が同じ言葉を言う時代になってきたかもしれない。
まったく新しい概念なら百歩譲ってカタカナ英語を認めよう。
でも、日本語で表記できる言葉をカタカナにする意味が分からない。
専門家同士が個人的にやり取りしているのなら構わないが、
報道機関は素人を対象に情報を流しているはずだろう。
なぜここにアヒルを登場させなければならないのか理解に苦しむ。