時間

時間がア・プリオリに存在するのか?の問いには

「ア・プリオリに存在しない」としか答えられない。

時間の議論はまだ不十分だが、今回はこの辺りでお許しを願いたい。

時間と言うものを人間が感じるとすれば

間違いなく脳のどこかでその作業は行われているはずである。

という事は病気や遺伝的(先天的)欠陥に依って

その領域の機能が欠失することもありうる。

たとえば、書かれている文字を認識できない失読症のような症例では

文字のゲシュタルトを認識し情報を処理する脳の機能が欠損したと考えられるので、

時間に関してもこのような病気が存在するのではないかということである。

 

西川先生とお話ししていて面白かったのは

時間の認識ができない症例として「てんかん」をあげられた事である。

てんかんの発作が起きた時にはたしかに時間が流れていないようである。

しかしこの認識に立った事がいままでなかったから正直驚いた。

てんかんについて少し勉強をしたら何か分かるのだろうか?

かなり興味がある。