時間について

時間については昔から多くの人が考えて様々な考察がある。

端的に言えば、アインシュタインの相対論で

時間と空間のすべてが見事に説明できるとすらされている。

 

さて、入門書を斜め読みしかした事がないので

相対論については何も議論ができないのであるが、

時間とは一律に考える事ができるのかと最近考えている。

例えば進化を考えるときの時間と発生を考えるときの時間は異なると思う。

発生のような時間は、かたちの変化の微分的差異のような考え方ができようが、

進化を考えると、時間というものはア・プリオリに存在するとも思える。

これがなぜか分からないのだが、

その扱う時間のスケールの違いの他に時制の問題もあるように感じる。

 

進化はどうしても過去をさかのぼる思考になるはずである。

だから、既にそこには変化があり時間経過もあるとせざるを得ないのではないか?

それに比べて発生は現在から先のことをみる。

とすれば、時間をこれから積み上げて行かなくてはならない。

かたちに変化がなければ時間は止まっているとライプニッツは考えたのだが、

これこそ、発生学的時間の見方なのではなかろうか?

 

この辺りを相対論で見たらどう説明されるのだろう・・・?

また宮田先生に教えてもらわなければならないかな。