単語とかたち

どこかで読んだようないつもの話です。   ある言葉の意味を考えます。 まあ辞書に載っている言葉とお考えください。 だから特に単語に限らなくてもけっこうです。 辞書にはその言葉の「定義」みたいなものが載っています…

言語に対する淘汰圧とは?1

言語は時間により変化する。 その変化は、物理的に隔離されてしまえば大きくなるという意味でも、 ゲノムの変化に似ている。 日本語は変化を受けやすい言語のようだ。 その証拠に私たちはほんの100年前の日本語を読めないし、 1…

思い出話には長崎

6年か7年くらい前、携帯でメールを打っていたときのこと、 標題の文章が突然あらわれてびっくりしたことがある。 自分で打った文章にびっくりしたというのは不思議だろうが、 自分ではこのような文章を打った覚えがないのにあらわれ…

酒飲み

新聞記事にこのようなのがあった。 「酒を提供する施設の近くに住むと、飲酒量が増える可能性があるとする研究結果を、 フィンランドの研究者が英医学誌「アディクション」に発表した。」 アディクションって「中毒」って意味だが、 …

ゲノムと言語(3)

さて、言語というものを考えてみると、 フランス語とか英語とかあるいは日本語とかというものは、 あくまでも表面的なものであり、 言語体系という「モノ」を具現化した何かであるとも考えられる。 要は、言語というのはその根底に、…

ゲノムと言語(2)

さて、生きもののゲノムは共通言語であると考える。 すなわち各生物種のゲノムは、その違い方に応じて、 たとえば方言による違いのようなもの、 あるいはフランス語と英語のような違いのようなものという感じである。   …

ゲノムと言語(1)

ゲノムと言語の相同性(相似?)を考えるときに引っかかるところがある。 ゲノムは言語と同様に、情報のみではなく体系であるというのは、 異論もあるのは存じているが、この考え方は私には一貫している。 というか、このレベルから議…

リアリスト

リアリストって言ってしまうと何か思想的な感覚があるかもしれないが、 それほど深い意味はなく、ここでは単に「現実主義者」って言葉として使っている。 ではいったい誰のことなのか? それは私自身のことを自分でそう感じているので…

鉄人

料理の鉄人がパワーアップして戻ってきた、らしい。 この番組が、フランス料理を「フレンチ」というきっかけを作ったそうだが、 今回は番組の題名からして「アイアンシェフ」としてしまったそうだ。 鉄人の紹介の際も「ジ・アイアンシ…

グリーンバックス

グリーンバックスって言葉をご存知だろうか? これはアメリカドルを意味する言葉で、 昔(たしか南北戦争のころ)、政府が発行した紙幣の裏が緑だったことに由来するそうだ。 だから(かどうか知らないが)現在も米ドル紙幣は裏が緑で…

自信と謙遜

「自信の上には奢りがあり、謙遜の下には卑屈がある。 決して自信に堕ちるな、謙遜に満ちるな」   しごく名言だ。   もうひとつ感想をいえば、 謙遜するからこその自信だと思うし、 自信を持つが故の謙遜だ…

白いご飯

もう慣れました。 でも、初めてこの言葉に接した時にはすごく不思議でした。 だって「ご飯って白いものでしょ?」です。 たしか中学生のころだったと思います。 友人が「ああ、白いご飯を食べたい」と言った時に 私なら「ああ、ご飯…

喧々諤々

この言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるでしょうね。 「けんけんがくがく」と読みます(読ませますかな?)。 前総務部長も、お越しになった時にこの言葉を頻繁に使っていました。   なにが言いたいのか、分かる方に…

子供のしつけについて

昨日の続きである。 まあ、私がこの話を書く資格はないだろう。 だから、しつけそのものの議論をするのではない。   昔から、おそらく今でもいわれているであろうことがある。 「ほら、あのおじちゃんが怒っているから静…

マルティン=ルター

  岩波新書の「マルティン・ルター――ことばに生きた改革者」を読んだ。 「ことば」という言葉に反応してしまったためだ。 内容自体は、私が考える「言葉」ではなかったが、 しかし、宗教革命がこのような流れで行なわれ…