構造論

初めて構造論に触れたのはもう20年以上前の事だ。 とっかかりが柴谷さんだったからと言うのでもないだろうが とても難しかった記憶がある。 柴谷さんは簡単な事を難しく書くと聞いたのはその後である。 とにかく新鮮な感覚を持った…

ゲノムと言語

ゲノムを言語に例える時、たとえば英語なら26文字のアルファベットからなるのに対して、DNAは4文字の塩基からなるのような表現(考察)は全くもって不適切といわざるを得ない。これは表面的な相似性を安易に比較しているに過ぎず、…

キムチの評判

最初のキムチを漬け込んでから3週間ほど立ちました。 先週、初キムチをラボに持ってきたところ 非常に評判が良かったようで 結構大きめのタッパに入れてきたにもかかわらず あっという間になくなってしまいましたので 新たにタッパ…

かたちの哲学

研究員レクチャーを初めとして、 大学院講義などでは「かたち」をキーワードに 哲学的議論をしています。 しかし、各レクチャーは単発で終わるために 先の議論へと進めません。 研究員レクチャーは年一回です。 だから、昨年の続き…

スジ煮込み

おでんを炊き始めました。 三日目なので出汁がいい感じになった。 で、すじ肉を買ってきたが 結構まともなすじ肉だったので おでんとは別に煮込みました。 結構うまくできた。 カラシを付けて食べると美味いぞっと。

ゲノム論

ゲノム論が煮詰まってきました。 論が一人歩きを始めてしまい 「これでいいのだろうか?」と考える日々です。 とりあえず量だけはたまってきました。 この時点で皆さんにお読みいただくべきなのか・・・。 もう少し考えます。 ただ…

キムチ

ふと気づいたらもう10月も目前ですね。 今日は昨日までとは打って変わって寒いし・・・。 ということで、キムチの仕込みをします。 とは言うものの白菜2玉分だけです。 まだ温かい日がありそうなので あまりたくさん漬け込んでも…

ムラトンの論文がもうすぐ見られます

月火と休みを取ってました。で、月曜日にふらっと宮島に日帰りで行ってきました。ただただ暑かった・・・。でも、お好み焼きを食べてきたので満足です。 ムラトンの論文は、なかなかに産みの苦しみでした。結局受理されるまでに8ヶ月は…

わくわく宝島

読売テレビのイベント「わくわく宝島」が大阪ビジネスパークで行なわれており、生命誌研究館も出展しております。その中に「博士の研究室」と題して、学生さんが日替わりで何かをしています。たとえば青虫や蝶々を来てくれた人に触っても…

サマースクール

夏になると生命誌研究館では、一般の方々に研究活動をしてもらう企画をしています。 今年は、先週の木・金の二日間に渡って北は北海道から南は沖縄まで(とは言うものの九州と四国からの参加者はなしですが・・・)、さまざまな場所から…

ジグソーパズル3

一般に突然変異はかなりの確率で起こっている。その都度に新しい生きものができないのは、高度に組み上がったジグソーパズルを崩して新たな模様にできる可能性がほとんどゼロだからなのだろう。だから、一つのピースに変異が入った場合に…

ジグソーパズル2

存在する生きものには、ひとまず遺伝子のジグソーパズル(すなわちゲノム)が出来上がっている。手持ちのピースを使って完全に「閉じた」かたちで全体が出来上がっている。しかし、突然変異などでピースの形が変わってしまったら、周囲の…

ゲノムとは何か?

ゲノムとは「染色体上の遺伝子が持つ全遺伝情報」と理解されているが、この表現だと遺伝子全てであると誤解されやすい。ゲノムとは、その種を形づくるための情報であり、ヒトゲノムとはヒトという種が成立する意味そのものとして捉えられ…

ジグゾーパズル

生きものとはジグソーパズルの完成品と考えたら面白い。 遺伝子はパズルのピース一つ一つ。しかし、普通のジグソーパズルと違う点が一つある。普通のジグソーパズルは完成図があってパズルができている。しかし、生きもののパズルには完…

偶然と必然

現存するすべての生物の存在は必然である。 偶然によって生じた変異のほとんどは 内部淘汰を経たあとで残り得るものではない。 その中で、ある特定の「遺伝子同士の閉じた関係性」を 天文学的に低い確率で形成できたからこそ 生物と…