安全確保

常に戦争を想定するアメリカ。

核攻撃や原発へのテロを現実問題として想定しているからこそ、

無人ロボットの開発も現実的な意味を持たせて進めてきた。

その技術がいま日本の原発事故で発揮されようとしてる。

 

原発は安全だとして危機管理を怠った日本。

JCOの事故で開発を始めた無人ロボット計画すらも

原発は安全であるという「神話」の元に消え去ったそうだ。

原発は安全だからという根拠のない理由で

周辺住民の避難訓練すらしてはならなかったそうだ。

 

絶対というものはこの世に存在しない。

どんなに厳重な対処をしていても、それを越えることが起きたら安全は保てない。

だからこそ、最大限の安全確保をした上で

それが破れたときのことを想定し準備をするのが普通だろう。

 

もう起こってしまったことは仕方がない。

しかし、この教訓がこれまでのように忘れ去られることだけは避けなければならないと

心から強く感じている。