知識?
先日、岡崎市にある基礎生物学研究所の鈴木さんに呼ばれてこぢんまりとしたセミナーを行ないました。 「なぜ?いま?わたし?」という疑問が浮かびましたが、どうも橋本の引退前に橋本の持っている知識を受け継ぎたいということのようで…
実験
高校生、あるいは高校の先生と一緒にやってみたい実験がいくつかある。橋本は元々が生化学に近い分子生物学なので、生き物を直接観察するような実験は基本的に苦手である。苦手というよりも、そもそもの実験手法をよく知らない。また、研…
作問してみること
勉強方法は人により様々で、一冊の本をじっくり読む人もいれば、一冊の本を一気に読み切ってからあらためて最初から読むことを繰り返す人もいます。橋本は、こういうやり方では勉強が進まなかったので、同じ内容が書かれた別の書籍を読む…
カンニングペーパーを採点すると
定期試験でカンニングペーパーを作らせてみるのはレポートを提出させるよりもはるかに効果的だと思います。生徒に試験問題を作ってもらうのも、下手な授業や試験をするよりもよほど「主体的」な学習になるでしょうし、良問を丸暗記するこ…
論文を書くこととは
橋本の原腸形成の実験をご存知の方はご理解いただけると思いますが、それこそ世界中のどこでも、なんだったら高校の理科室でもできる実験をしているつもりですし、誰もが思いつく実験方法を使って新しい結果を見出したと思っています。橋…
なぜ授業を聞かなければならないのか?
授業や講義を聞かない人は「もったいないなあ」と思います。だって、人生の中でその瞬間にしか出会えない知識がそこにあるはずなのに、それをあえて捨てているからです。 現在の橋本の思考や知見は、過去に出会ったすべての人の影響が必…
試験問題
「趣味の作問」にも書きましたが、知識を問う問題よりも考えさせる問題の方が好きです。この嗜好は、たぶん若い頃の経験によって成り立っていると思っています。 以下は大学院受験の話です。当時の大学院は定員が今よりもかなり少なく、…
定期試験を考える 2/2
「カンニングペーパーの持ち込みを可とする」議論の時にも書きましたが、定期試験で単語や語句の意味を書かせるのはもったいないと思います。それよりは、底に横たわる本質の部分を問う問題を作ったり解いたりしてもらうことで、生物の理…
定期試験を考える 1/2
生徒に作問をしてもらったら面白いかも、の続きです。 可能であれば、試験範囲を6等分します(何等分でも構わないのですが、ここでは仮に6等分としています)。クラスも6等分して、各グループが一つの範囲に関する問題を作ります。1…
プロダクトアウト 3/3
「考える会」も「作問の会」も、あるいは「英語の学習法」も、自分なりには自信を持ってお勧めできると勝手に自負しています。論理的にはそれほど間違ったことを言っていないという信念もあります。しかし、それも実証されなければ机上の…
プロダクトアウト 2/3
橋本は昔から料理が好きで、「宝くじが当たったら研究を辞めてすぐにでも店を始める」と言い続けてきました。ただ、性格的に「最悪を想定する」ので、橋本程度が始める店で儲けられるとも思っていない。だから、プロダクトアウト・マーケ…
プロダクトアウト 1/3
経済学に「マーケットイン」「プロダクトアウト」という概念があります。マーケットインとは利用者側の目線に立って「何をするか」を考えることで、お客様の意見やニーズを汲み取って製品(プロダクト、具体的なものだけではなくサービス…
英語の学習 3/3
「英語の学習」というタイトルで書き始めましたが、ここで書いてきたやり方は実は英語の学習だけに限りません。人間の脳が何か新しいことを習得するときに共通する方法論だと思っています。このことについてはかたち論や ことば論、 形…
英語の学習 2/3
橋本が中学高校で英語を教えてもらっていたのはもう四十年以上前に遡りますから、今では授業や教え方も進化しているでしょうし、いま橋本が思っていることはすでに当たり前のことになっているか、もはや古い考え方なのかも知れませんが、…
英語の学習 1/3
三十年ほど前からやってみたいなと思っていたことがあります。それは、最低限の英語の成り立ちを学習した若い人に英語を教えたいということです。「英語を教える」というのはたぶん間違っています。教える能力も技量もないからです。数十…
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