ハジメくん

昨日、高校時代の友人、ハジメくんと飲んだ。 一緒に飲んだというよりも無理矢理呼び出した感が強い。 久しぶりに神戸駅で降り新開地の「鳥十」で飲んでて なんか調子に乗ってハジメにメールをしてしまったのだ。 久しぶりだったので…

ミステリ小説のかたち

ミステリ小説にとってトリックに先例があるかないかがしばしば重要であるとされる。 その気持ちは非常によく分かる。 ドキドキして読んだあげくに使い古されたトリックだったらがっかりする。 「知らなかった」では済まされない厳しい…

認識について

私たちの認識は脳が行なう所作であることは間違いない。 そして、脳は我々が「空間」と認識するものと「時間」と認識するものを 同一次元では認識できなかったのだろう。   いま読書をしている。 目の前に文庫本を持ち、…

SF?それともミステリ?

ミステリ小説をどう捉えるかは人によって大きく異なる。 年末に出版される「このミステリがすごい」にあげられる書籍の数々の中で、 私がミステリだと思えるものは数分の一程度だろう。 その理由は最近のわたしのコラムで多少はご理解…

家で映画を見る

日本語字幕で見るのが基本だが、 以前にも書いたように英語字幕で見る時もある。 日本語字幕で見る時と英語字幕で見る時の映画の風景が違う。 映画によっては見た目の明るさが異なる。 これは、英語原作の書籍を原書で読むか邦訳を読…

ガチンコ

昨日の朝日新聞の社説が面白かった。 そこには「ガチンコ大関の誉れ高い放駒が理事長にいる意味がある」と書かれていた。 すべての人が同じ顔なら「美人」や「ブス」という言葉は存在し得ない。 ガチンコという言葉が存在する事自体が…

邦訳

先日、「騙し絵の檻」について絶妙の邦題だと書いた。 題名は最初に目が行く場所であるから大切だろう。 特に、その本を手に取るかどうかすら決まるものなのだから。   さて、印象に残っている邦題がある。 こちらは洋楽…

好きなミステリ

たとえば名作との誉の高い「ホッグ連続殺人」は好みではない。 なぜなら、初めから徹頭徹尾不自然であり、 その不自然さを解消する唯一の方法が結論だったからである。 だから、最初から自然に考えればそれが結論ということで終わるの…

兵庫の蕎麦屋

昨日の続きで兵庫の蕎麦屋について追加情報を。   この店は、朝一番に木鉢で文字通りのそば打ちをするそうです。 で、それがなくなるまでは手打ち蕎麦が味わえます。 なくなったら機械打ち蕎麦になります。 両者の違いは…

エクスタシー(続き)

今の手持ちの知識だけでも頭を使って考える事で すなわち知識同士の関係性を考え直し並べ替えるだけで、 新しい発見はあると書いた。   その逆の話である。 過去の学生さんなんかを見ると、困ったらとにかく人に相談する…

エクスタシー

で、またミステリの話にもどった・・・。   昨日のこの欄にエクスタシーを感じる瞬間のことを書いた。 その時に、実験の結果のことを考え続けて夢にまで見たことを書いた。 その続きを書かせて頂く。   実は…

高槻のチョコレート工場

高槻のチョコレート工場

ああ、大阪に春はきませんね。 補助員です、こんばんは。     さて、高槻のチョコレート工場といえば、「明治製菓」です。 槇原敬之さん(高槻出身)の歌の歌詞に「夕暮れ僕の街にはチョコレイト工場のにおい…

そば湯割り

ミステリ談義が続きましたので目先を変えて酒の話を・・・。   関西人には珍しく蕎麦が好きです。 駅の立ち食いでもうどんは食べません。 理由は分かりませんが小さい頃からです。 私は両親共稼ぎの一人っ子(いわゆる鍵…

ミステリと研究

「ミステリで得られる最上級の興奮を研究でも何度か得たことが 今でも研究を続けている理由だということである」と   昨日のこの欄に書いたので、 小さな話で恐縮だが少しだけ実例を挙げておく。   大学院に…

ミステリ小説

何度も書いたが、私はミステリ小説が好きである。 研究に近い興奮を覚えるからという表現ができるかもしれないが、 私からいわせるとそれは逆であり、 ミステリで得られる最上級の興奮を研究でも何度か得たことが 今でも研究を続けて…