The MANZAI

今日は今年の仕事納めです。

イモリの新しいことがいろいろ分かってきたので

まあいい年だったのでしょうが、

でも、イモリが分かってきたおかげで

ツメガエルがまったく分からなくなってきました。

混沌の中で新年に突入です。

 

そうそう、みなさまは先日放送されたTHE MANZAIをご覧になりましたか?

私は録画&早送りでようやく見終わりました。

で、結果についてさまざまな異論がネットで上がっているようですが、

もうどうでも良いというのが実感です。

これは、予選の段階でそう思っていました。

 

その理由はただ一つ、ティーアップが早々に予選敗退したからです。

別に贔屓の引き倒しをするつもりはない。

しかし、ティーアップは2時間を越える漫才だけのイベントを毎年行ない、

その中では40分間連続して一本のネタをするのもあります。

漫才というものにここまでこだわっている芸人さんを私は他に知りません。

ただこだわっているだけで、上手くもないのならどうでもいい。

でも、ものすごく上手いし面白い。

で、引き合いに出すのも申し訳ありませんが、

シャンプーハット、あれは漫才ですか?

いつもいつも、同じ流れで、ネタをくっているようにも見えない。

それがティーアップよりも上に行くなんて、

どんな判断があったのか?って疑問です。

 

疑問と言うか、はっきり何かを疑っています。

しかし、それはM1からも、あるいは他の賞レースからも同じことを感じるので

特にここで何かをいうつもりなどまったくありません。

だから、選考結果に対しては「もうどうでも良いというのが実感です」と書いたのです。

ちなみに、ティーアップの予選の漫才を見ておりません。

しかし、ネットで見る限り、ティーアップが一番面白かったというコメントが一番多い。

もちろん、私のネットの検索の仕方が知らず知らずに

そっち方向のコメントが多いところに入り込んでいた可能性もありますので

これを根拠に何かをいうつもりは全くありませんが、

個人的に思うところがあるのは否めませんね。

 

その中でもテンダラーが決勝進出したのはよかった。

さまざまなタイプの漫才があり、さまざまな客の好みもありますから、

一概に言い切るのも問題あるでしょうが、

正統派のしゃべくり漫才を私は好みますし、

The MANZAIと題目に上げるのであればそちらを重点的にして欲しかったかな。

それから、正統派のしゃべくりでいうのなら4分はあまりに短いと思う。

いまの流れは、無理矢理でも10秒ごとにボケをかまさないと勝てない。

そこにはネタクリとかフリとか入り込む余地はないと思います。

もちろんそんな漫才のスタイルがあっても構わないのですが、

逆にしっかりと物語性のある、往年のいとしこいしさんのような、

じっくりと落ち着いてしんみりと心に響く漫才もあるはずなのです。

そして、定冠詞TheをつけたMANZAIなのだったら、

小ネタばかりを並べ続ける漫才以外にも目を向けて欲しい。

本当の漫才、古典芸能の域に達した漫才を見せて欲しいと願います。

ティーアップややすよともこ、アメリカザリガニなどの漫才を、

せめて10分、じっくり見せて評価する番組はできないものでしょうか?