生きものの論理 その2
蛇足のような続きである。 私が思う「言語における文法」は、 たとえば日本語における動詞の五段活用みたいなものを想像していただけると分かりやすい。 日本語という体系を調べていくと「五段活用」という規則が見いだ…
生きものの論理 その1
私は生命の論理はゲノムであると考えているのだが、 こう考えると一般的なゲノムの意味合いと異なるかもしれないので、 あえてこのことを主張するつもりはない。 さて、生きものの論理を考えることと生物を研究すること…
両生類の原腸形成過程
先月のレクチャーで「原腸形成講義」と題してお話ししました。 何度もお越しになられている方が数人いらっしゃったのですが、 みなさまから「今回のはものすごく分かりやすかった」とお誉めいただきました。 おそらく、いままでは妄想…
尾部オーガナイザー
これまでずっと「頭」の形成についてこの欄では考えてきました。 その理由は、脊椎動物にとって頭部構造が系統上で特別な意味を持っているからで、 特に脊椎動物の発生(個体・系統問わず)に興味のある橋本としては ある意味で当たり…
新しい万能細胞
STAP細胞でしたっけ? 今朝の新聞で大きく書かれていましたね。 話だけは以前から耳にしておりました。 初めて聞いた時に「なるほど」と感心した覚えがあります。 ものすごく大ざっぱな話で恐縮ですが、 もともと…
レクチャー終了
初めての試みであった二部制のレクチャーが土曜日に無事終わりました。 第一部はいつもの話で、実験データもあるし動画もあるので比較的分かりやすい。 しかし、第二部はまあ妄想の域を出ないので分かりにくい。 分かり…
研究員レクチャーまであと2日
どうまとめようか考えています。 ただ、いつもの話にしかならないので 常連のお客様はお越しになられても 特に午前の部の内容に関しては「またか」となりかねません。 午後の部は少しは突っ込んだ話ができるかもしれま…
ゲノムの方法論ー続き
昨日の話の続きです。 まあ蛇足に近いかな? 結局、思考で何かを求めるためには そこには論理的な因果関係がなくてはならない。 思考の方法論は論理であるからである。 で、たとえばコンピュータプログラムを走らせた…
続ノックスマシン、またはゲノムの方法論
先日に引き続き法月綸太郎の「ノックスマシン」から話を始めます。 この書籍の内容を楽しめるにはかなりの予備知識が必要だと思います。 私は小学校の頃から推理小説を読んでいました。 それほど体系づけて読んでいたわけではありませ…
ノックスマシン
法月綸太郎のノックスマシンを読んだ。 なんじゃこれは? これを誉め讃えている人の脳はどうなっているのだろう??? などと真面目に思った。 SFと言われればもう何も言えない。 しかし、なんというのだろう、 訳の分からない難…
年明けの研究員レクチャーは
以前にもお伝えいたしましたように 1月18日(土)に開かれる研究員レクチャーは拡大判です。 午前と午後に一回ずつ異なるテーマでレクチャーをします。 この目的は10月に開かれたかたちまつりの補完で、 かたちまつりの時には多…
本日レクチャー
本日はアッキーハのレクチャーです。 面白い話が聞けると思います。 お時間のある方はぜひお越しください。 2時からです。
論文書いてます
秋頃から論文を書いています。 いや、書かせてます・・・・書いていただいてます、かな? 私の価値観では、論文は筆頭著者が書くものです。 逆に言えば、書いた人が筆頭著者になるということ。 論文は、特に多くの著者名が並ぶ論文は…
研究員レクチャーは拡大予定です
今年度の橋本担当分レクチャーは年明けの1月18日です。 いつもは2時から始めますが、 今回は午前午後の二部構成にしようと考えています。 午前の部で、「確定版!両生類の原腸形成」のまとめをして、 午後の部で、…
卵黄と細胞運動
卵黄を多く含み細胞が比較的大きい場合に 細かな形態形成運動に参加できにくいのではないかということを書いた。 多くの魚類や両生類の原腸形成運動時に、 植物半球の細胞は卵黄により動物半球よりも明らかに大きくなっ…
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