公儀介錯人
標題の言葉は私たちより上の世代には馴染みのある言葉だと思う。子連れ狼の拝一刀(おがみいっとう)の役職である。もちろん架空の役職だ。萬屋錦之介主演のドラマを観ていたのはまだ小学生の頃だったからこの言葉の意味を考えなかった。…
逐語訳と意訳
メートルとフィートと同じ話だと思うが、翻訳における意訳の度合いってどれくらいが適切なのだろう?たまに、元の英文が想像できるくらいの逐語訳に出会うことがあるが、こういうのは論外として、ではどれくらい自然な日本語にするべきな…
メートルとフィート
いまミステリの翻訳本を読んでいるのだが、翻訳本を読んでいていつも感じることがある。それは習慣の違いをどのように訳出するべきかである。たとえば距離の問題。「目撃者は6フィート離れていた」と書かれていた場合に、どれだけの人が…
リベンジとアベンジ
いまテレビ番組を見ていてすごく気になったので、以前にも書いたかもしれませんが、「誰かが口にするたびに気になる言葉」についてあらためて書きます。その番組では、ある対決で前回負けた相手に「リベンジだっ!」とやっていましたが、…
生成AIと学習と進化
理論系の研究者が進化学会に呼ばれて講演をした。その後の進化学会の大御所との会話の際に「進化と学習は理論的に同じフェーズにある」と話したところ大御所から猛反論を喰らったと聞く。この話を聞いてなんとなく笑ってしまった。この理…
論理
論理至上主義とか論理原理主義とか言われたことがある。そこまで名乗れる資格があるかどうかわからないが、まあ理屈で物事を考える人間である。というか、理屈以外に何をどう考えたらいいのかわからない。だから人の「機微」ってものを理…
梅干し
日曜日に梅干しを仕込んだ。すぐに梅酢が上がってきて順調だと感じる。今年の梅はすごく悪かった。聞くところによると1月にあたかい日があって開花してしまったことと、3月に降った雹によって梅がやられたことが原因だそうだ。だから、…
背筋が・・・
背筋(はいきん)の筋肉痛がかなりキツい。なぜだろう?運動した記憶がないのだが。と不思議に思っていたのだが部屋の中を歩いて「!」原因がわかった。梅を漬けたからだ。こんなことで筋肉痛になるなんてなまっているなあ。
しらす
古事記が好きである。最近は近代史の本もよく読んでいる。特に昭和天皇にまつわる話を読み返している。私が大学院の博士課程に入学したのが平成元年であるので、上皇さま(平成の天皇陛下)に関わる出来事は、報道で見聞きする程度だが直…
梅作業
梅が届きました。今からしばらく戦闘です。 いい香りだ。
いつに戻りたい?
「戻れるとしたらいつに戻りたい?」ってたまに話題に上がる言葉かもしれない。あるいは同窓会で「ああ、高校時代に戻りたいなあ」って話をする友人がいるかもしれない。こういう人を見ると「よほど幸せな時代を過ごしたんだろうな」と思…
学歴
小池都知事のカイロ大学卒業が疑惑として取り沙汰されている。真偽の程はわからないのだが、本当であればあのようなあしらいをするのではなくきちんと証明すれば済む話だろう。そう言えば、過去にも同様の疑惑を持たれた人が何人もいた。…
音
日本人はコオロギや鈴虫などの虫が奏でる音を愛でる。だから「音」ではなく「声」と表現もする。しかし西洋人はその他の雑音・騒音と同じカテゴリーで認識するらしい。これは「認識」の話なので脳がどう感じるかということである。 脳の…
長屋
先日落語家の人が話すのをテレビで見た。個人的にはちょっとショックな話だった。最近の人には「長屋」がわからないらしい。そう言えばかなり以前に素浪人という言葉の意味を尋ねられて驚いた記憶がある。たしかに、このような言葉の意味…
面白い?
ちょっと前になるがEight-jamという番組を見ていた。クラシックの指揮者の特集をやっていた。指揮によって同じ曲でもまったく異なるという実践で、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」を指揮していた。最初は「…
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