はじめに言葉ありき

聖書の言葉である。 この言葉についてたまに議論されているのを目にする。 その議論の大体のところは、 「人は言葉で思考する」だから・・・って感覚だろう。 そこで、少し違う目線で考えてみよう。   言葉がなければ何…

人のため

「あなたの為にやってあげている」みたいなことを考えてはならないと、 私はしつけられて育ちました。 「人の為と書いて偽りと読む」ともいわれました。 「何かをするのはあくまでも自分」 「他人に恩を着せるようなことをするのは浅…

決死隊

チェルノブイリ原発の事故では「決死隊」と呼ばれる人々が 命をなげうって被害の拡大を防いだといわれている。 彼らの遺体は高い放射能を含んでいる為に いまだその場から運び出せないとも言われている。   今回の原発事…

生データとその解釈

政府は、東電はなぜ生のデータを出さないのだろう? とにかく定期的に生データを出し続けることが重要ではないのか?   生データに解釈を加えると恣意的になる。 だから私が学生と議論をする時には、実験条件と生データを…

節電

生命誌研究館がある医薬総合研究所の敷地で夜間照明を消すこととなった。 ただでさえ、ほんのりと明るい程度の照明だったのだが、 それもなくなり、本当に真っ暗になってしまった。 だが意味があるのか個人的にはかなり疑問である。 …

支援って・・・

何ができるのでしょう? 今のところはお金なのだろうと思いますが、 それもどこに送れば生きたお金として役立てて下さるのか?   主催者がどこの誰だかよくわからない募金は詐欺の可能性が高いでしょう。 しかし、以前に…

支援活動

昨日の報道で、JTが3億円の寄付と飲料などの支援を申し出たとあった。 もちろんその他の企業が支援を決定しており、 あるいは名前を公表せずに隠れた支援を行なう企業もたくさんあることは、 存じているつもりであるが、JTの支援…

無題

地震発生以来、何を考えたらいいのか考えています。   以前に書いていたブログを自動更新の設定にしてましたので、 たまたまそれが12日の朝に更新されてましたが、 もし、それをご覧になられた方がいらっしゃったら と…

不正入試に関して

カンニングに対しての人々の意見がここまで異なるとは思っていなかった。 公正であるべき入学試験に不正な手段で望むことは これまでに同様の試験を受けてきた人間としては 断固として糾弾されるべきだろうと思っていたので、 やけに…

パラダイムシフト

ツメガエルの原腸形成過程では中軸中胚葉はさかのぼらず、 逆に植物極を経て胚の腹側方向へ(すなわち後方へ)と伸びることは、 もう10年近く前に発表している。 私の論文では中学生にでもできるような実験で簡単に しかし疑う余地…

歯と爪

バリンジャーの「歯と爪」について誰かがおもしろいことを書いていた。 以前に読んだので誰の文章か記憶が定かではない(たしか北村薫さんだったような??)。 とてもおもしろい指摘でありわくわくした。 その文章自体が手元にないの…

腰痛

今年に入ってから微妙な腰痛に苦しんでいます。 私は25年来の腰痛持ちですが、 これまでは決まった場所の腰痛でしたから 救急車で運ばれようが入院しようが それほど心配はしていませんでした。 しかし、一昨日の昼に急に起こった…

瓶詰地獄

夢野久作の「瓶詰地獄」について書きますので未読の方はご注意ください。 短い物語なので、先にこちらを読んでからこのあとをお読みいただく方がいいかも知れません。   ———&#8…

記号

記号と言えば、元素記号だったり地図記号だったりと 何か意味を持つマークっぽいものを思い浮かべる。 しかし、特定の事象を意味するものとしては文章であっても記号となりうる。 そこでいつものように「記号」について考えてみよう。…

推理小説作家

推理作家は大変だと思う。 日々トリックやプロットやを考え続けなくてはならないだろうから。 でも、「これを思いついたから一冊の本にしようと思ったんだな」と 簡単に気付くようなので小説を書かれるはうれしくない。 「トリックの…