不正入試に関して
カンニングに対しての人々の意見がここまで異なるとは思っていなかった。 公正であるべき入学試験に不正な手段で望むことは これまでに同様の試験を受けてきた人間としては 断固として糾弾されるべきだろうと思っていたので、 やけに…
パラダイムシフト
ツメガエルの原腸形成過程では中軸中胚葉はさかのぼらず、 逆に植物極を経て胚の腹側方向へ(すなわち後方へ)と伸びることは、 もう10年近く前に発表している。 私の論文では中学生にでもできるような実験で簡単に しかし疑う余地…
歯と爪
バリンジャーの「歯と爪」について誰かがおもしろいことを書いていた。 以前に読んだので誰の文章か記憶が定かではない(たしか北村薫さんだったような??)。 とてもおもしろい指摘でありわくわくした。 その文章自体が手元にないの…
腰痛
今年に入ってから微妙な腰痛に苦しんでいます。 私は25年来の腰痛持ちですが、 これまでは決まった場所の腰痛でしたから 救急車で運ばれようが入院しようが それほど心配はしていませんでした。 しかし、一昨日の昼に急に起こった…
瓶詰地獄
夢野久作の「瓶詰地獄」について書きますので未読の方はご注意ください。 短い物語なので、先にこちらを読んでからこのあとをお読みいただく方がいいかも知れません。 ———…
記号
記号と言えば、元素記号だったり地図記号だったりと 何か意味を持つマークっぽいものを思い浮かべる。 しかし、特定の事象を意味するものとしては文章であっても記号となりうる。 そこでいつものように「記号」について考えてみよう。…
推理小説作家
推理作家は大変だと思う。 日々トリックやプロットやを考え続けなくてはならないだろうから。 でも、「これを思いついたから一冊の本にしようと思ったんだな」と 簡単に気付くようなので小説を書かれるはうれしくない。 「トリックの…
好みの推理小説
私は、できるだけ物語の最後の方でどんでん返しがある推理小説を好む。 どんでん返しと表現すれば私の意図とは異なるものを想像される方がいるかも知れない。 一言でいえば、それまではまったく思ってもみなかった世界を…
実現可能性か論理性か?
私が読むのは9割が推理小説で1割が思想哲学書です。 で、またまた推理の話。 さまざまな趣味や価値観が存在するのは理解しているので、 何かを否定するつもりもなく、あくまでも私個人の考えであることです。 推理小…
時間とは?
以前から考えていることに時間の周期性の問題がある。 端的に言えば「時間に繰り返しは必要なのだろうか?」ってことだ。 日々の時間経過を考えると何となく日常の変化を追っていれば それが時間の経過に等しいような気はする。 &n…
論文の論理性2
さて、一般的な論文の構成については前回書いたので 次に科学論文における論理性について書いてみる。 ただし、科学論文として認められる内容には 論文という以上は語義的に見ても論理は存在するはずだから、 「論理か非論理か」と言…
胸焼けダイエット
大学院の学生だった頃、 急な出費ですごく貧しくなるときがあった。 そんな時の食事はかならず北部生協食堂のカレーライスだった。 カレーライス150円に生卵20円を落とし、 テーブルにあるウスターソースを もうソースの味しか…
論文の論理性1
先日の「本格推理の論理」では本格推理小説について私見を書いた。 では、科学論文の論理性とはどういうものなのだろうか? これも「本格の定義」と同様に個人の考えが大きく影響するので、 正解というものはないだろう。 なので、こ…
本格推理の論理
ここでも「本格ミステリ」と書きたいところなれど ミステリを推理と書こうと言ってしまったので本格推理とする。 本格推理あるいは本格ミステリの「本格」については 分かりやすくてみな同じ感覚を持つと思っていたのだが、 どうもそ…
バタバタと
先週から公私に渡って雑用が(公の方を雑用と言ってはいけないのかも知れませんが)。 私はいつも週末に時間をかけてコラムを何本も書いています。 で、平日の朝それに目を通し、誤字脱字やつながりの悪い部分を書き直してから 公開す…
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