omissionとabbreviation
最近似たようなことばかり書いているように思いますが、
標記の単語について書きます。
どちらも「省略」と訳せる英単語ですが意味は全然違いますね。
でも日本語では、同じ「省略」とあてられるわけですから、
日本語の省略という言葉が意味するところは、
英語のomissionとabbreviationの両方にまたがっているということになります。
要は、一連の事象の切り取り方が異なるってことで、
英語を話す人にいくら日本語の省略に意味を説明しても、
だからomission toabbreviationに共通の意味を見いだせるかと言うと
それは違うということになります。
英語=日本語で、両者をつなぐ方程式などないってことですね。
蛇足ですが、英語では名前をよく省略して呼びます。
エリザベスは「リズ」だったり「ベス」だったり、
ロバートは「ボブ」だったり「ロブ」だったり
マイケルが「マイク」で、ウイリアムは「ビル」。
こう言うのをわたしはabbreviationと言っていましたし
それはアメリカでも通じましたからそれで良いのだと思っていました。
でも、実はこれらはnicknameと言います。
アメリカで通じていたのは「言いたいことが分かってもらえた」だけで、
心優しきアメリカ人はあえて間違いを指摘しなかったということです。
nicknameは、もちろんあだ名のことを指します。
この辺りも英語独特の雰囲気なのでしょうね。