連休ですね

私の予定はカレンダー通りです。 この季節だと気候もいいので缶ビールを片手に須磨海岸でボーッとすることもあります。 ほぼ1日、本を抱えて風呂で過ごすこともあります。 前半の三連休は風呂住まいでした。 この四連休は・・・どう…

なぜを問うこと2

理由を問うことは人間の思考にのみ許されるようなことを先日この欄で書いた。 これで思うのが社会科学と自然科学の違いである。 両者は学問的(科学的)方法論は原則共通であろうと思う。 ではその違いとは何かであるが、 それこそが…

体系の構築

体系を構築する時にまず必要なものは要素の切り出しだろう。 連続するその他のものから特定のものをあるカテゴリーによって切り分けることがなければ 構造を形づくる要素が成立し得ない。 逆に言えば、要素が存在すれば、それらが互い…

新しいことばを覚えるということとは

例えばソシュールのいう「共時態」の意味を知ろうとする。 その時に普通は共時態の意味を辞書的に説明している文章を探す。 「共時態とは○○のことをいう」と言った感じだ。 そしてその時にはなんか分かったような気になってしまう。…

ことばと時間

ことばの学習によって物事を切り取ると書いた。 その流れで長いあいだ考えていることがある。   私は、時間の感覚も言語によって異なると考えている。 単純な話としては、口惜しいとかガンバレという日本語に相当する英語…

なぜ?を問うこと

すでに存在する事象に意味は問えないと書いた。 そこに存在する生きものに、「なぜいるの?」とは問えないのだ。 「なぜ生物が存在するのか?」に対しての答えは偶然だとしか言いようがない。   なぜとは、思惑や意思を問…

メールとメイル

電子メールを使い始めたのは私がアメリカに住んでいる時でした。 その時にはmailの日本語表記も「メール」と「メイル」が半々だったように思います。 まあ、英語の発音から考えるとどうしても「メイル」と書きたくなってしまいます…

ことばを覚えること

赤ちゃんが言葉を話す時、 まさにカテゴリー化や切り出しを行なっているはずである。 おかあさんが「これなあに?」と聞く。 赤ちゃんは初めは分からないが、 おかあさんに「これはみかんよ」と繰り返されると、 次にはその言葉をそ…

切り取ること

チョムスキーの考える普遍言語とは違うのだろうが、 言語の獲得の際にまず必要なことは、 存在するすべての事象から何かを切り取ることだろう。   冷静に考えると切り取ることはなかなか不思議な気がするのだ。 どんなも…

言語と哲学

「哲学もつまるところ言語に依存する」といったことが ある言語学の書物に書かれていた。 私はこの考え方に原則的には反対である。 ただ、言語学者は結局のところ言語をこのように考えているのかと理解できるので これはこれで面白い…

減量

いつもバカなことを考えている。 先日も入浴中に変なことを考えていた。   私は風呂が好きである。 休日など、のべ8時間くらい浴槽にいることもある。 冬場は半身浴で汗をじんわりかき続ける。 夏場は水風呂に入って体…

尊敬?

「私は谷垣さんを敵だと思っていない。先輩政治家としてリスペクト(尊敬)の念を持てる方だ。」 これは野田首相の言葉である。 いつ頃から「リスペクト」というカタカナ語を使うようになったのか私は知らないのだが、 気付いたら多く…

数理生物学

数学で生きものを考える学問は おそらく半世紀以上は経過していますから それほど最近のものではないでしょう。 でも、やはり最近はパソコンの発達もあってか華やかになっているようです。   で、何となく感じるのですが…

「なぜ」をなぜ問えないのか?

科学は「なぜ」を対象にできないでしょう。 だからもっぱら「いかにして」を研究しているわけです。 では、なぜ「なぜ」を研究できないのでしょうか? それは、事実がそこにあるからであり、 そこにあるものを説明する時には 「だっ…

記載型の学問

職業的に日本語の文法で英単語を用いる傾向が強い私たちは descriptiveな研究と呼びますが、 まあ、生き物を観察し事実を記載するという形式の研究をさすと捉えて下さい。 何もこの方法論が絶対的に正しいと主張するつもり…