カタカナ語
石川県議会で、県の説明や予算案などにカタカナ語が氾濫していることに苦言を呈する質問が出たそうだ。
「英語を使った言葉遊びで政策を目新しいものに見せ、さも革新的なものであるようなふり」と指摘、
「ふざけているのか?県民・議会を軽視しているのか?知識や教養を試しているのか?」と糾弾したそうだ。
いやあ、全くもって賛成(https://hashimochi.com/archives/5634)。
このようなまともな議員がいるのだなあと感心したが、
あまりにまともな話なので感心すること自体が間違えているようにも思った。
新聞記事によると指摘されているカタカナ語の例として以下のようなものが上げられている。
・エクスカーション……5月29日から4日間、七尾市を主会場に行われる「世界農業遺産国際会議」で実施される参加者の現地視察
・ハイレベルセッション……同国際会議で行われる国際機関の代表者など各国の要人による会議
・デスティネーションキャンペーン……JRが地元自治体などと実施する大型観光企画
・シェイクアウト石川……県が7月に行う県民一斉防災訓練の名称
・ビル・エネルギーマネジメントシステム……建物の中で使う電力などの管理装置
・インバウンド会議……海外誘客を検討する会議
・マーケットイン型商品……市場動向を見込んだ商品
・国連スタディビジット・プログラム……県が国連大学などと連携し、学生を国連本部へ派遣する教育研修
申し訳ないが、説明なしにわかる言葉はほとんど私にはなかった。
高齢化が叫ばれている昨今において、
日本語に訳す努力もせず、
いや、わざわざカタカナ語に変換しているようにさえ感じることをして、
高齢者がわからない言葉をあえて用いる意図を知りたい。