ミステリでの「見えない人」について

  よくミステリの実現可能性なんてことがいわれるが、 実現可能性なんておそらく誰も求めてはいないだろう。 でもね、普通に考えて「これはないよ」ってトリックは無しにしてもらいたい。 歴史的な名作で、犯人は郵便配達…

ミステリ(作家)へのお願い?

あるミステリを読んだ時のことだ。 正確には覚えていないのだが、 たとえば謎が深まって読み手としてもハラハラドキドキしている最中に 「たしか港で気になるものを見たのだがそれが何かはっきり思い出せない」みたいに 登場人物の一…

漫才攻めIX

そうそう、書き忘れていましたが 今年もティーアップの「漫才攻め」に行ってきました。 今年はもう9回目になるそうです。 毎年毎年、ゲストも呼ばずに自分たちの力だけで漫才をし続けるのは、 よほどの努力がなければできないことだ…

串カツ屋

大阪名物「二度浸け禁止の串カツ屋」はもうどこにでもありますよね。 私はたまに「鳥の巣」という店にふらっと立ち寄ります。 梅田・京橋・難波に店が出てますが、 餃子の王将と同じで店舗によってメニューに違いがあります。 この店…

健康ブーム

いつかどこかで書いたかも知れませんが、 私には突然なにかの流行りが訪れます。 飲みに行く店にしても、基本は梅田にまんべんなくなのですが、 ずっと西梅田に通ったかと思えば、 それから一年以上西梅田から足は遠のいてしまったり…

鍋とカレー

最近寒いので鍋の頻度が高いです。 白菜やキノコなど野菜と鳥や豚肉を適当に入れて煮るだけ。 で、食べるのはポン酢と唐辛子なので鍋に味付けはしません。 客人を招く時にはちゃんとしますけど一人だといいですよ、これで。 &nbs…

大晦日

そういえば、店で晦日蕎麦を食べたことはないなあ。 偶然に月末に入った時には晦日蕎麦を食べることになるけど、 でも、大晦日には蕎麦屋に行ったことは無い。 でも、毎年大晦日には蕎麦を食していますね。 いつも家で乾麺の蕎麦を茹…

新キムチ

今年もキムチを漬けました。 特別に牡蠣のキムチも作りましたが、 これもめっぽう美味いです。 カップラーメンに牡蠣キムチを二粒入れただけで 高級店の味に変わる(ような気がする)くらいです。   さて寒くなってきま…

年の瀬ですね

今年もあとわずかということで、読書の話を。 私はいま、周五郎ブームに入っています。 主に短編ばかりを、古本も含めて読みあさっていますが、 しばしば泣かされています。 通勤途中や飲み屋のカウンターで涙を流して恥ずかしい思い…

薦める

私は人に何かを滅多に薦めない方だろう。 友人に異性を紹介するなんて恐ろしくてできない。 自分の好きな何かを薦めるってのも、 それがたとえ相手から求められたことであっても なかなかしようと思わない。 その理由は単純明快で、…

先入観(あるいは奈良の大仏)

先日、「最後の一行」にまつわる雑感を書いた。 https://hashimochi.com/archives/4659 今回もそれにからむ話である。   「この本は最後の一行が面白いよ」と薦められて読んだら、 …

科学(あるいはミステリ)の嗜好

その場に存在するすべての要素がどう並ぶのか、 その関係性が五里霧中であるときに、 ものの見事に並べて見せるのが不可能犯罪型のミステリであろう。 対して、非常にきれいに(常識的に)並んでいる要素の関係性をいちど壊して、 ま…

ネタばらし

世界中の名作ミステリの謎解き本のようなものが読んでみたい。 ここだけを読めばそのミステリは表面的には語れるというダイジェスト版を。 しかし、ミステリの作家や愛好家はこれを非とする。 ネタばらしは彼らの道徳観では絶対にダメ…

再び、最後の一行

たまに、何かの解説本で「最後の一行がすごい」と書かれているものがある。 で、そこまで書かれる小説を読んでみたくなって手に入れる。 で、読んだのだけど、面白くなかった経験が多い。 もちろん、その「選者」と私の趣向の違いもお…

最後の一行

最後の一行が決め手の小説って理想的だけど、 まあ、「一行」にこだわるとそれほどはないかもしれない。 最後の段落とか最後から数頁くらいでどんでん返しがあれば 「最後の一行」としてもいいかとも思う。   で、ポプラ…