串カツ屋

大阪名物「二度浸け禁止の串カツ屋」はもうどこにでもありますよね。

私はたまに「鳥の巣」という店にふらっと立ち寄ります。

梅田・京橋・難波に店が出てますが、

餃子の王将と同じで店舗によってメニューに違いがあります。

この店は、勘定の際に串の数を数えます。

串の形状によって値段が違うのでそれを計算します。

串を下に落として勘定を安くするといったマンガのような光景にも

たまに出くわすこともあります。

 

で、先日土曜日の午前中からこの店で飲んでました。

串も残すのですが、勘定のために飲んだものも残骸を残します。

生ビールのジョッキが並び日本酒の徳利が並びます。

で、私はたくさん飲みます。

その日も、生中2杯と日本酒を7合飲んで帰りました。

ここの1合は正味の1合です。

徳利型のガラス瓶にビールと同じ栓がしてあり栓抜きで抜いて提供される、

言わばワンカップの酒と同じ類いのものなので、

正味180mlが入っているという訳ですから、

その辺の飲み屋よりはかなり正直者ですね。

 

で、私は食べませんが、でもいくら食べても串なんて場所をとらない。

でも飲んだら飲んだ分場所をとるので置き場所がなくなってくる。

その時にハッと思うことがありました。

いや、大したことではないのですが、

なんとその店の(おそらく60は越えていらっしゃると思える妙齢の)お姉様が

徳利をビアジョッキの中に入れたのです。

これで徳利の場所を余分にとらなくても済む。

当たり前のことながら気付かなければできないことです。

そして私はそれに気付かなかったのでびっくりしました。

 

さまざまな種類の串やビールの小皿など値段の違うものを

瞬時に勘定してしまうお姉様の実力にも感動し店をあとにしました。

いやあ、ただの立ち飲み屋なれど侮れませんね。