固有名詞

先日、言語学の体系的な本を斜め読みしていました。 その本の序に、「言語学は説明に固有名詞を使いすぎる」とありました。 言語という体系を科学的に解析する場合に、 固有名詞(この場合はソシュール・バルトなど人名を あるいはそ…

耳を傾ける

この欄では何度も申していますが、 議論で大切なことは自説の押し売りではなく 相手の意見を無批判に受け入れることでしょう。   で、今月末に、イモリの解析から見えてきたことや そこから想定できるモデルについて話す…

真夜中

英語のmidnightは午前0時を意味します。 だからモンクの名曲’round midnightが存在できるわけです。 ご存知の方には「それで?」となるでしょう。 でも、わりと多くの日本人は「真夜中」と訳しま…

日常

日が長くなってきましたね。 朝も6時過ぎには明るくなりはじめるし、 夜も飲みに出る時にはまだ明るい。   私は、実は昔からなのですが、でも最近はつとに早起きになっています。 どんなに頑張っても7時間以上は寝られ…

うるう年

先日、友人が今年の休日の話をしていました。 どうも今年は祝日と土曜日の重なりが多いために振替休日とはならず、 結果として年間に休日が少ないということです。   たしかに、建国記念日・こどもの日・秋分の日・文化の…

セシウム

原発事故以降、セシウムという言葉が新聞雑誌からテレビに至るまで流れている。 その認識ももはや人による差はないのだろう。 放射能汚染の度合いや広がり具合を示すと考えて大きく問題はないと思う。 海水浴場の汚れ具合の基準に「大…

ちょっとお疲れだなあ

最近、イモリとカエルの話で個人的に盛り上がっていて、 そのせいかどうか、ちょっと気合いが抜けてきた。 体力的にというよりも精神的にお疲れモードだな。   ところで、今月末に出版社の方と教科書執筆者の方・高校の先…

コビトカバの問題

で、先日書いたコビトカバの問題https://hashimochi.com/archives/4948ですが これが実はかなり根が深い。   科学番組や科学記事などでは、たとえば目玉のような紋様の擬態に関しても…

人として

何日か前、読売新聞の人生相談(人生案内だったかも)で面白い意見があった。 もちろん「意見」ではなく「相談」なのだが、 その相談の前提である意見にぶっ飛んだ。   たしか中年の主婦からのご主人に関する相談であった…

感じ方と言葉

以前に、翻訳家(なのかな?,映画の字幕でよく見るひと)として 戸田奈津子さんが質疑応答形式で話をしていた。 その中で、質問者が「英語には日本語のような繊細な表現はありませんよね?」と聞き、 戸田さんは「そうですね」とお答…

コビトカバの子が鳴かない理由

標記の記事をネットで見かけた。 動物園で飼育しているコビトカバの子供は鳴かないそうで、 なぜなのだろうかと調べるうちに以下の試料を見つけたそうです。   「野生のコビトカバは木のウロや他の動物が放棄した巣穴を利…

発毛

詳しいことはまったく知りませんが、 よく言われている話から貝原益軒の養生訓の考え方には賛同しています。 間違えているかも知れませんが、 健康のためには腹八分目でよく笑いなどと、 最新科学であらためてその意味が証明されつつ…

見えてきたかも

イモリとツメガエルの原腸形成過程について比較解析しています。 で、あらゆる角度からみてきましたが、 もしかしたら重要なことが見えてきたかも知れません。 ちょっとこれは、まともに検討する価値がありそうです。 ああああ、誰か…

漫才攻めIX

そうそう、書き忘れていましたが 今年もティーアップの「漫才攻め」に行ってきました。 今年はもう9回目になるそうです。 毎年毎年、ゲストも呼ばずに自分たちの力だけで漫才をし続けるのは、 よほどの努力がなければできないことだ…

淘汰圧?

で、淘汰の話であるが今日は変な話になる (いつも変だろ!というクレームは受け付けません)。   日本文化には村社会のような全体的な思考が存在している。 だから、たとえばその関係性を乱す行ないをする人間を排他して…