家で映画を見る
日本語字幕で見るのが基本だが、
以前にも書いたように英語字幕で見る時もある。
日本語字幕で見る時と英語字幕で見る時の映画の風景が違う。
映画によっては見た目の明るさが異なる。
これは、英語原作の書籍を原書で読むか邦訳を読むかでも同様で、
脳の中に描かれる景色の印象が異なるのだ。
映画の場合には日本語字幕でもそうなので、
日本語吹き替えだと全く違うものになると言っていい。
これは、いつも書いているように、
たとえば英語の感覚と日本語の感覚が異なるために
日本語に的確に訳し出すことができず、
したがって全く違った表現になるという理由もあると思う。
しかし、感覚的にはそれ以上の何かが違う。
もうこうなったら表現しようとも思えないくらい感覚的なのだが、
明るさが違う、色合いが違う、流れる速さが違う、
もう全く別のものとしか思えない印象が脳の中に広がるのである。
これが私だけの感覚なのかどうなのかわからない。
でも、一度原書を読んだほんの邦訳を読んだ時に
それとは全く気づかなかったことがあるくらいだから、
私にとったら強烈に異なるものであることは確からしい。