吉村さん
維新の吉村さんが国会議員でないことについての議論があるようだ。外交・防衛・税制など国家の本質に関わる議論をするのだったら国会議員となるべきだという話らしい。国会議員として選ばれていない人間が国家を語る資格はない(とまでは言っていないのだろうが)くらいの話のように聞こえる。言いたいことはわかる。国会議員を選択する選挙で選ばれていないのだから、ある意味で「その通り!」とも感じる。ただ、少し違和感もある。と言うのは、国会議員であれば小選挙区(大阪◯区)で勝ち抜けば良いが、府知事なら大阪府民全体からの支持を受けなければ当選しない。もちろん論点(争点)が違うことはありうる。大阪府政を任せるのと国会議員として働いてもらうのではまったく異なるとも言える。首長と議員の違いもあるだろう。しかし、実際に選挙でその違いを考えて市民は投票しているのだろうか?国会議員の選挙でも大阪で維新が強いのは府政での実績があるからだろう。こう考えたら、大阪◯区で当選した国会議員よりも大阪府知事の方がより多くの市民からの信託を受けているように感じるのだ。まあ、考え方は人それぞれなのだろうから、この議論自体にあまり意味はないとも思うのだが・・・。