個体発生を研究すること

今週はDNA・ゲノムに始まり、生物種から個体発生へと議論を進めてきた。 ややもすれば無理矢理感のある話の進め方だったのだが、 これはこれで目的があったのでご容赦願いたい。 もちろん、これらの話の一つ一つを丁寧に掘り下げれ…

発生現象と生物種

さて、ゲノムDNAを後世に残すための装置として個体発生過程を考えると、 もちろん、なんらかの決定的な違いによって生じる種分化と、 それを形づくる個体発生過程の関連に思いをはせることとなる。 これは逆に考えると個体発生過程…

ゲノムと生物種

では、ゲノムDNAが複製され、後世へと受け継がれる条件を満足させるものを 「生物種」として認識しても良いのだろうか? それは、ゲノムの定義としても構わないだろう。   これまでの議論ではゲノムDNAと個体発生を…

ゲノムと生きもの

さて、ゲノムである。 これまではゲノムを「その生物種を複製できる情報体系」のように考えてきた。 しかし、DNAという物質を思考に介在させると違う言い方もできよう。 すなわち、そのDNAとまったく同じものを複製できる単位と…

ゲノムとDNA

生きものとは何かについて考える。 様々な考えや思いはあるだろうが、 基本的には子孫を残すという行為が最大の目的のような気がするし、 そこに生きものの定義をおいてもあながち間違いではないと思う。   さて、DNA…

極を究め高みに至る

今日は1月2日、「○○始め」の日ですね。 ということで、なんか誓おうかなと思いこんな標題をつけましたが、 書きながら空しく感じています。   で、方向を少し変えてみます。 道を究めるってことは、ことばの響きとし…

新年

あけましておめでとうございます。 今年もダラダラごちゃごちゃと何やら書き続けますので お暇な時にお付き合いのほどをよろしくお願いいたします。 19日(土)にはレクチャーもやります。 お近くの方はどうぞお越し下さい。