あらためて・かたちか情報か?
私は「砂時計」ではなく「壷」モデルを提唱している。 卵から卵への発生過程を砂時計風に見立てるのではなく、 咽頭胚から咽頭胚への発生過程を壷型に見立てて考えようということである。 この根拠は、発生学的見地から…
厳罰化?
亀岡無免許運転の判決が出て様々な意見が出ているようだ。 その中に次のようなものがあった。 「厳罰化は事故防止対策にはならない」である。 この趣旨は、厳罰化ではなくマナー教育の徹底などが効果的だとある。 それはそうなのかも…
広島です
昨日から広島に来ています。 今回は月末まで滞在します。 広島の実験が始まってからひと月が過ぎようとしています。 少しずつですが結果も出てきました。 カエルにも「イモリ型」と「ツメガエル型」がいるようです。 今の興味はアオ…
おまけで・かたちか情報か?
「多重の拘束が一挙に同時に出現」するのであれば、既に もし、時間差があると、「他の代謝経路を止めること」とはならず、「かたちの共通さを保存する」必然性は薄まるからです。クエン酸回路の構成要素が二重三重の経路や回路に重複し…
なかなか
このところ広島大学絡みの仕事が多くて心身共に余裕がありません。 で、コラムも書きかけがたくさんあるのですが まとめる時間というか考えるゆとりができません。 議論が乗っている時には一気に考えを進めたいのですが それができな…
記載型の学問・その後
以前に記載型の学問について書きました(https://hashimochi.com/archives/5123)。 先日、宮田先生から私のイメージとは正反対の話をされました。 宮田先生曰く、「分子生物学は記載型の学問だか…
もう少し・かたちか情報か?
ご無沙汰しております。 先日のいまいさんからのコメントをきっかけに少し考えているのですが、 (https://hashimochi.com/archives/6253/comment-page-1#comment-221…
お疲れモード
このところ、心身ともに疲れてます。 ちょっと余裕がない。 ゲノムと個体発生の話を書こうとして、 現実にふたつほどコラムを書きかけているのですが、 体力と集中力に欠けてなかなか進みません。 一昨日などは広島からの帰りの電車…
死に至る病
死に至る病は絶望であるとどこかの誰かが言っていた。 その意味は若い頃には分からなかった。 ただの宗教家・思想家がふと思いついたことを言って、 それが歴史の流れに乗っただけ(さすがにこれは言い過ぎだろうが)のように 何とな…
う〜ん
新聞報道です。 「これまで電力会社の自主的な取り組みだった過酷事故対策を法律で義務化。 地震や津波のほか、火災、テロ攻撃や航空機墜落による事故にも対応できるよう対策を求め、 想定外の事態でも被害を抑える対策を義務づけた」…
しつこく・かたちか情報か?
クエン酸回路(いや、何でも良いのだが、例としてあげると)はすべての細胞で共通である。 これこそ理屈だけいえば変異を受けても一向に構わない。 クエン酸回路の普遍性をもって「すべての生物が同一祖先から発生してい…
再び・かたちか情報か?
複雑な個体発生を行なうための情報が、 その複雑なハードを作ったがゆえにその構造からの拘束を受け、 拘束を受けた「ソフト」が機能しうるという制約によって 次に作られる構造にも制約が入り込むというゲノムの入れ子構造の話をした…
新・かたちか情報か?
さて、発生の設計図としてのゲノムの情報はその通りで構わないと思います。 今回は少し見方を変えて考えてみましょう。 まず、単細胞生物のゲノムの場合には、 細胞複製とともにゲノムの複製も起こるということですから…
続・かたちか情報か?
ゲノムがかたちでも情報でもどっちでも良い!って方が大勢でしょうが、 まあ、もう少し考えさせて下さい。 たとえば家を造るときの設計図を想像します。 基礎を作るとき、柱を立てる時に屋根をかけるとき、 その都度そ…
かたちか情報か?
ゲノムは情報だとする人が大勢を占めているだろう。 だからここを出発点として考えてみる。 ゲノムということばを考えるときにトートロジーに陥ることがある。 ゲノムを説明するのにゲノムの概念を用いてしまうというこ…
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