リベンジとアベンジ

いまテレビ番組を見ていてすごく気になったので、以前にも書いたかもしれませんが、「誰かが口にするたびに気になる言葉」についてあらためて書きます。その番組では、ある対決で前回負けた相手に「リベンジだっ!」とやっていましたが、リベンジって「個人的な逆恨み」ってニュアンスがある言葉でかなりネガティブな意味合いを持つのに対して、アベンジは正当な意味での仕返しのはずです。だから、江戸時代の正当な仇討ちはリベンジではなくアベンジなのです。たまには「個人的な逆恨み企画」っぽいものもありますが、でも、「再挑戦」とかいうニュアンスのポジティブな意味合いで「リベンジ」を日本語の文章中で使う人が多くて、それを耳にするたびに「なんか気になる」のです。映画の「アベンジャーズ」もアベンジだからヒーローものになるのであって、これが「リベンジャーズ」になったらきわめて個人的な逆恨みによる復讐する人たちとなって、そこに正義は存在しないのでヒーローものにはちょっと問題がありそうな気がします。

どうでもいいことなのですが、なんかずっと気になっているもので書いてしまいました。