続・納得できないこと

予告どおり、愚痴の第二弾である。

もちろん深い意味など全くない。

 

ある時にJRで切符を買った。

距離としては販売機ではギリギリ買えないくらいの場所へ行く切符だった。

もちろん往復割引の特典など何もないくらいの短い距離だ。

みどりの窓口で「△月△日○○駅から××駅まで。帰りが▽月▽日で」と伝えた。

そして切符を購入した。

もういちど言う、この距離では往復割引の特典はない。

 

さて、ちょうど行った先の友人がこちら方面に車で来ることとなり

帰りを乗せて帰ってもらうことになった。

当然帰路の切符を変更に行った。

まあセコい話なのだが、払い戻すと手数料が差し引かれるから、

次にJRを利用する予定のあった路線に変更しようとしたわけだ。

変更なら手数料無しだ!と小癪なことを考えた。

210円節約できる!とセコく喜んだ。

 

すると、「すでに出発している切符は変更できません」と言われた。

私は「?」である。

そこで説明されたのは、「往復切符は往路の改札を通った時に使用開始となる」ということだ。

いや、それは分かる。

でも私は往復切符など購入してはいない。

別々に注文を出した。

にもかかわらず「勝手に」往復切符として販売されていた。

往復切符にも利点はあると言う。

それは、もし旅程そのものが無くなった場合には

往復切符なら払い戻し手数料は210円で済むが、

別々に買った場合には420円かかるということらしい。

それから「有効期限も延びますよ」と言われたが、

片道の有効期限が倍になっただけで実質延びたとは感じられない。

で、「私は往復切符など注文していない」といくら説明しても

「往復切符は変更できません」といわれ、まったく正常なやり取りができなかった。

でも、片道分未使用の場合はそれの払い戻しはしてくれるそうだ。

なんだかよくわからないがそういう規則なのだそうだ。

結局は手数料を支払って払い戻した。

 

で、本当にセコいとみなさんは思われただろうし、

私自身も書いていて「セコいなあ」と思う。

しかし私がここで納得できないのは「手数料210円」の話ではない。

金銭的には車で送ってもらったのだから手数料を差し引いても「儲かって」いる。

だから、説明に納得さえできれば己のセコさを恥じる。

 

私がなぜ納得できないのか?

それは「私は決して往復切符を購入していない」ということだ。

というか、往復割引の効かない距離で往復切符が存在していることを知らなかった。

それに、購入の際に駅員から往復切符にすることの説明もなければ、

別々に購入することとの違いも一切説明されていない。

これがすべて私側の落ち度として扱われたということに納得できないのだ。

駅員が主張しているのは「買った時に気付くでしょ?」だ。

極論すれば、こちらの注文とは異なる切符を販売しておいて

「売ったからもう知らない」「買った時に気付かないお前が悪い」ってことをおっしゃる。

この駅員の態度に納得がいかないのだ。

 

こんなことにつべこべ言う私はたぶんクレーマーなのだろう。

少なくとも駅員にはそう映ったのだろうが、

買ったつもりもない切符を買わされて、

当然変更できるものができなかったということが、

なんともしゃくに障る。

 

というか、昨日の愚痴にも共通して言えることなのだが、

勝手な「規則」を大上段に振りかざして自分たちのミスを省みないように見える。

規則を大上段に振りかざすから、結果として私の方が間違っていると結論づけられる。

これがどうにも腑に落ちないということだ。

 

JRのこんな知識をみなさんはご存知だったであろうか?

行きと帰りの切符を購入して「往復」と表示がされていれば、

表示されていない切符と意味が異なることを普通は知っているのかな?

私だけが常識はずれなのかな?

「この程度は説明するまでもない」「これくらいは常識だ」

という態度で少なくともその駅員は終始していたから、

きっとすべての人の常識なのだろう。

おかげで私の常識も少しはついたのだろうな。

でも、また他の「常識」に出会っていやな思いをするかもしれないなあ。