納得できないこと

今日と明日はちょっとした愚痴の2連発である。

もうかなり時間が経ったのでここに書いてもいいだろうと思いセコい話をさせていただく。

あまりのセコさに気分が悪くなるかもしれない。

あらかじめご容赦をお願いしたい。

 

さて、あるとき某宅配会社のメール便で荷物が送られてきた。

送られてきたというのは先方が発送したというだけで、

結局、荷物は手元に届かなかった

調べてもらうと関西の拠点までは届いているが、

そこから配送店まで届ける間に消え失せている。

宅配便の社内で紛失しているということである。

しかし、「メール便は途中の紛失を補償しないと決まっている」との理由で

一切の補償はなかった。

 

メール便はポストに投函して終わりなので

受領印の受け渡しもなく受け取りの証明がなされない。

だから、受け取ったにもかかわらず「受け取っていない」といわれたら

配達したことを証明できないから、

それは「補償できない」というのだろうと推測するし

この意味においては値段も安いしまあ納得しても良いと思う。

それが心配ならメール便以外の方法で余計にお金を払って送れば良いだけの話であり、

そこの選択肢は我々に委ねられているのだから問題とは思わない。

しかし、この場合は会社の内部で紛失が起こっている。

これが「メール便」という理由で補償なく許されるなら何でもありだ。

たとえば普通郵便のように現在地が追えないのなら仕方ない。

しかし、紛失するまでの行程がすべて把握されているのだ。

これはメール便に特異的な問題ではなく明らかに宅配会社内の問題だろう。

メール便は社内の誰かが盗んだって誰も責任を取らないですむし、

実際に制度としてはそうなっている。

その旨を電話で伝えると、担当者は自信たっぷりに

「当社の人間はすべて社員です。だからそのような不埒なものはおりません」とおっしゃった。

これは、「アルバイトは信用ならないが社員だから信用できる」という意味なのだろうか?

あるいは「我が社の社員だから絶対的に信用できる」とでもするのか?

まあ、自信と誇りをお持ちになるのは結構だが、

この言葉では何の説明にもなっていない。

というか、実際に自分の会社内で紛失しておいて

ということは、社員の誰かがものをなくしているわけで、

この状況下で、どこからこの自信と誇りが生じるのかすら不思議でならない。

 

人間は失敗するという前提、

人というのは見られていなければ怠けるし、

見つからなければよからぬことを考えるものだという前提で

危機管理とはなされるものであり、

この会社は根本思想から間違えているとしか思えない。

しかも、たしかその翌年に同じ会社の配達員が荷物をどこかに捨てていたことが報道されていた。

言いたいのは、捨てることが悪いという、そんな当たり前のことではない。

問題は、社員であろうがなかろうがそういう不埒な輩は一定の確率で必ず存在するという事実だ。

だから、それが起こり得ることを十分に考慮して制度を作らなければならないということである。

 

もうかなり時間が経った話なので本当にどうでもいいし、

会社として制度としては法的に問題ないようにはできているのだろう。

私が荷物を送る時には絶対にこの会社は利用しない、それだけの話だ。

ふと思い出したのでちょっと書いてみただけで他意はない。