いただかせていただきます
標題は、たまに耳にすることばです。
前の「いただく」を「食べる」の謙譲語で用い、
後の「いただく」を一般的な謙譲表現として使っているのでしょう。
そういえば以前に、「ご説明していただく」は誤りであると聞いたことがあります。
「ご説明する」という動作は相手がするもので
それに謙譲表現を続けると相手をへりくだらせることになるからだったと思います。
だからこの場合は「ご説明いただく」とするべきだという趣旨でした。
「いただかせていただく」は、気持ちは分かる。
でも聞いた瞬間の、そしておそらく話し手が口から発した瞬間の、
なんとも言えない違和感は同じだろうなと思う。
「いただきます」は「頂戴します」だろうから、
「頂戴させていただきます」って言っているようなものだからね。