生命が誕生した時に何を食べていたの?

生きものが生きものを食べる事は生命を維持する上でしかたない。

要するに生きる為には殺生をしなければならないという事で、

それを様々な宗教観で様々な教えとして語られている。

ただ、私には宗教を語る能力など持ち合わせていない。

だからここでの話は、宗教的な考え方ではなく

ふと考え始めたら頭が混乱して来た事についてである。

 

生きものを食べなければならないという事は

要するに濃縮された栄養素(ミネラルや微量元素も含む)が

生命の維持に必須であるからなのだろう。

細菌ですら、研究室で培養する時には

肉や酵母のエキスがたっぷり入った贅沢な培地をつかう。

リン酸やミネラルだけからなる最小限の培地では、

それでもそれぞれの濃度は自然界から見れば非常に濃いのだが、

まあ、なかなか増えてくれないし、

贅沢な培地と比較したら最大限に増やしても半分から三分の一程度くらいである。

まあ、それでもちょっと汚れた海や川などには細菌がいるので

自然環境でもがんばって生きているのだろう。

とにかく、細菌が水の中にある栄養源を菌体内に濃縮してくれているのである。

で、その細菌を食べる生きものがいるが、

その生きものはやはり自分自身では自然界からだけでは栄養を取れないので

細菌が濃縮した栄養を摂取するのだろう。

これが繰り返されて食物連鎖ってことになるのだろうけど、

では、生命の起源を考えたらこの辺りはどうなっていたのだろう???

汚れた水の中で細菌は生育していると言う「汚れた」というのは、

生物が存在していた結果として汚れているのであって

生物が存在していない水が「汚れる」というのは想像ができない。

 

現存する生物(細胞)の祖先がどのように生じたかという目線で

生命の起源が様々に語られているのだろうし、

RNAワールドとか原始のスープとかいろいろと考えるのに楽しいアイデアがあるが、

では、理論的に細胞が無細胞環境から生じたとして

その細胞が自身の中に栄養を取り込むのはどのようにしていたのだろうか?

まさか、いきなり光合成を行なったわけでもあるまいから、

何らかの形である程度濃縮された栄養を取り込まなければならないだろう。

もしかしたら、生命誕生の瞬間の環境自体が栄養の濃縮されたところだったのかな?

細胞が勝手に出来ちゃうくらいにどろどろと濃縮したスープだったってことで、

その中で、周囲の「ドロドロ」を利用して細胞が増え始め、

結果として「ドロドロ」の濃度がどんどん低くなって

現在のような状況になったという事で良いのかな?

だとしたら、栄養が薄まったところで細胞はどのようにして栄養を獲得したのかな?

この辺りで食物連鎖の始まり、すなわち「生きものを食べる」行為が進化したのでしょうか?

 

いやあ、全く分からない。

すみません、この辺りの勉強は一度もした事がなくて、

おそらく答えは出ているのを私が知らないだけなのでしょうね。

ふと思いついてダラダラと書いてしまっただけです。

 

さて、鍋の準備を始めなければ。