基礎学力
報道によると島根県の丸山知事は、「砂上の楼閣ですよ。鳥取砂丘に松江城を作るようなもんですよ。基礎学力なしに応用的な思考能力が身につく訳ない」として、義務教育においては、基礎学力の育成を最優先するよう学習指導要領の見直しを求めて文科省に提案・要望書を手渡したとのこと。また、「基礎学力に課題を抱える児童生徒が相当数存在する」ことを阿部俊子大臣も表明しているにも関わらず、その課題認識や具体的な方策の検討が中央教育審議会への諮問に含まれていないと指摘もしているそうだ。
いつもの話になるのだが、小学校では国語力、特に表現力と読解力を身につけてほしい。国語力、日本語力、これこそが論理力なのだ。まともな国語教育をせず、その国語の時間すらも削って小学校から英語教育だなんて何を考えているのだろうかと不思議に思う。中学校では理科教育を充実してほしい。論理的に考える力を養うために、何かを覚える(暗記させる)のではなく、なぜそうなのかについて論理的に思考する力を育んでほしい。
問題は「先生の質」であろう。作文を教えられる先生がどれだけいるのだろうか?「なぜ」を教えられる先生がどれだけいるのだろうか?ただただ教科書を読ませて漢字を覚えさせるだけ、自然の知識を理屈抜きに覚え込ませて、暗記力を問う試験をするだけではダメなのだ。
って、いつも同じことを愚痴ってるなぁ。