論文のねつ造
近年、論文のねつ造(疑惑?)が多いような気がする。
論文をねつ造する気になる人間がいることが正直に言ってすごく不思議だ。
これは、私が誠実だからというのではない。
単に、「絶対にバレる」と感じることをなぜするのか?ってことである。
もちろん,研究者人口の低い分野ならバレることなどないかもしれない。
世界中で3人しかその研究をしていないのならバレない可能性の方が高いだろう。
ただ、そうならねつ造などする必要はない。
ライバルがいないのだから、自分の出したデータは必ず論文になる。
ねつ造は、やろうと思えば非常に簡単である。
理屈に合うようにデータを作り出せば良いのだから。
ただ、バレたらこの世界から抹殺される。
だから、やって得なことなどまったくないと言い切れる。
ただ、日々すごいプレッシャーを受け続けている人たちならやってしまうのかもしれない。
私のように平和な研究をしている人間には分からないだけなのかな?
「あるある大辞典」の納豆問題のように切羽詰まってやらざるを得なくなり、
それがバレなければどんどん罪の意識がなくなっていくのだろうか?
もう何年も前の事件で、縄文時代や石器時代の遺跡のねつ造事件がありましたね。遺跡発見!歴史の教科書が書き換えられるかも!?当時、わくわくして新聞やニュースを見ていたのに、それが「ねつ造」とわかった時の驚きは遺跡を見に行こうとも考えていたのにがっかりしましたよ。イギリスのミステリーサークルも宇宙人からのメッセージだ!」とテレビの特集番組は欠かさず見ていたのに・・・今は宇宙人上陸、幽霊その手の話は信じていませんが、宇宙は広いのだから何処かには知的生命体はいると思いますが、その生命体が地球を侵略してどうのこうのは信じてません。
ニュースで見るとねつ造や脱税、横領の事件ははじめは少しくらいならわからないだろうが積み重なった事件と思います
誰もが「魔が差す」時があります。魔に魅入られないように注意せねば・・・
私は、個人的にこれまでいくつかの「ねつ造」を見たことがあります。ねつ造という言葉で表現するほどでもないくらいの非常に小さなものですが、データを作り出した瞬間を知っています。また、「どう考えてもこれはねつ造だろう」と思う論文も何本か知っています。共通することは、その時点では誰もねつ造を疑わない結果であったことです。逆に言えばその時の判断からは「極めて常識的な結果」だった訳です。しかし科学は日々進歩します。するとその時点では正しいと思っていたことが、180°反転することもあります。そうなると、どう転んだってあり得ない結果、どう実験したって出るはずのない結果を出している論文があることが分かるのです。データを出したあとの解釈を間違っていたのなら構いません。しかし、初めに解釈(結論)ありきでデータを出しているとしか思えない、そんな論文があるのです。やった当人はまさかこんなことになるとは夢にも思っていませんから、今頃は冷や汗ものでしょうね。いやあ、こわい。