共通語

以前は標準語と言ったのだが最近は共通語というのかな?テレビを見ていても、出演者が「標準語」と発音しているのにテロップでは「共通語」となっていることが多い。まあ、一方的に「標準」と言われると方言が「標準から外れたもの」だと暗に言われているような気がして気分の良いものではない。言語に優劣があるはずもなく、もっと言えばそれぞれの地方ではその言葉が「標準」なのだから、「共通語」とする方が個人的には良いように思う。

同様に「女優」という言葉も「俳優」になってきているようだ。出演者が「女優」と表現してもテロップには「俳優」と表記される。私の子供の頃は「保母さん」だったし「看護婦さん」だった職業が、「保育士さん」「看護師さん」になった。まあこれらは単に、女性ばかりだった職場に男性が入ってきたからが理由なのだろうけれど、何にしても男女の差を表す名詞が使われなくなってきたのかもしれない。ここで単純に疑問に思うのは、外国語ではどうなのだろうか?である。男女差を表す言葉が日本語よりも外国語に多いような気がする。これも統一されてきているのかな?