情報

西川先生はいつ情報が生まれたのかを知りたいとおっしゃっている。

では、情報って何だろう?

これがわからない。

 

いくつかの切り口が思い浮かぶ。

最初に考えたいのは色即是空についてである。

しかし、その前に屁理屈とも思える疑問を考えてみたい。

それは、人間の存在無しに情報の存在はあり得るのか?ということだ。

「人のいないところで巨木が倒れたときそこに音はあるのか?」と同じ議論である。

空気の振動はあるだろうが、音という概念は人間の脳無しには成立しない。

極論すれば外部感覚器がなくても脳が音を感じさえすればいい。

同様に、情報という概念をどのようにとらえるのか?ということだ。

この議論を屁理屈で片付けてはいけないと思う。

というのは、情報を概念的に定義するのかどうかという問題だからである。

たとえばゲノムは情報であるとする。

この場合、DNAという物質が情報であるはずはない。

では何が情報という概念をになっているのか?ということだ。

 

DNAという化学物質が情報の成立に必要であると言われれば

まあそう言えないこともないような気もしないではない(納得できないのだが)。

では、DNAが単体として存在する場合においてそこに情報が存在するのかといえば、

それは存在しないとしか言いようがない。

DNAを情報とさせるひとつの特徴が自己複製能力だろう。

自分と同じものを時間を越えて遺していく能力は情報の概念に重要であるからだ。

時間を越えて次に伝えるということが情報の本質であると考えられるのだ。

で、この情報の本質とDNAとの関係である。

これを考えると色即是空の話に行きたくなるが、

その前に人間の存在を考えなければならないのではないか?が本稿のテーマだ。

 

長くなるからまた今度。