変なタンパクができると・・・

ある種の確率でタンパク質を合成できる配列(プロモータ含む)はできる。

だから、一時期にぎわったような「機能性ペプチド」みたいなものが

発生に何か重要な役割をしているってことになるんだろうけど、

まあ、たまたま偶然にできたペプチドに関して考えると

機能を持つものと持たないものに分けることは論理的にはできそうだ。

で、機能を持つ持たないに関わらず、

それが悪さをしない限りにおいて、

そのペプチド(の遺伝子)は機能を持たないまま存在し続けるのだろうか?

あるいは、そういう蛋白ができるのを積極的に抑える仕組みでもあるのだろうか?

その時はたまたま機能を持たなくても、ペプチドを産生できるということは、

それが変異を受けて何らかのはたらきを獲得するだろう可能性は、

ゼロから機能性ペプチドが作られるよりも優位に高いように思える。

それが問題にはならないのだろうか?ってことだ。

 

もちろん、「悪い」変異は淘汰されるから特にそんな仕組みを持つ必要はないのだが、

一定の確率でかならず起こる現象であるだけに

こういうのを考えることが何か大切なものかもしれないと漠然と思うことがある。

でも、単純に変なのができたら死に絶えるだけの話なのだろうな。

ただ、それって「悪い」ペプチドを高い確率で作りうる可能性を

その生き物の中に維持し続けることになるから、

危うさは持ち続けることになるのだけれどね。