大臣

先日も書いたことだ。

内閣の人事をみると、

時の首相がどこを重要だと思っているのか、

あるいはどこはどうでも良いと思っているのか見えてくる気がする。

そういうと当のご本人からは否定されるだろう。

何らかの理屈を付けて「説明」されるだろう。

でも、田中直紀氏を防衛大臣に据えた時、

この首相は日本国家を守る意思など微塵もないと私は思ったし、

おそらく多くの人が同じように感じたはずだ。

これは別に田中氏の人柄を

あるいは政治家としての能力を問題視しているのではない。

あくまでも「防衛大臣」としての資質の問題である。

 

「大臣」になりたい人は五万といる。

選挙のためにも肩書きは欲しいはずだ。

そういう人にも配慮しなければならないのかもしれないが、

かと言って能力のない人を重要ポストにはつけられない。

だから、顔ぶれを見るとどのポストを重要だと思っているのかが

見て取れるような気がするのだ。

そして、その理由で拉致担当大臣を代えたことに怒りがおさまらない。

今の首相にとって拉致被害者はどうでもいいってことなのだろう。

あくまでも私見であるのだが、私にはそのように見えて仕方ない。