大学院講義

例年、大学院での講義は90分X3回だった。

しかし今年から、一日だけ、それも朝10時半から18時までという

強烈な長丁場になってしまった。

私は腰痛持ちなのでかなり不安である。

椅子に座って講義させてもらおうかとも思うのだが、

たぶん性格的にそれはできないだろうなとも思う。

 

いつがいいか?と問われた時に、

夏休み直前と答え、その希望が通った。

だから、私の講義は7月半ば(やや後半気味)である。

その理由は、4月5月なら単位を稼ぐために

興味のない学生も寝るために出席すると思ったからだ。

もうこの時期になると、必要な単位が揃って興味のない講義には出てこないだろう、

だから、集まるのは少なくとも自らの意思で出席を決めた学生だろうとの想像だ。

それはそれでいいとは思うのだが、

全く学生が集まらなかったら厳しいなとも思う。

そういえば、京大時代の恩師は講義が嫌いな人だった。

最初の講義に行って「単位やるから出てくるな」と学生に伝えたにもかかわらず、

翌週に「性懲りもなくまだ出てくるやつがおったわ」と嘆いていた。

学生がゼロなら、それはそれである意味で楽だ。

しかし、なまじ数人いたりすると始末におえない。

1対3の講義なんて話す方も聴く方も気まずいだろう。

さてどうなるのだろうか?