危険運転
門外漢がこんなことを言っていいことはないのかもしれない。
しかし、やはり今の法律の成り立ちが不思議でたまらない。
私は「常識」という言葉はあまり使いたくない。
人それぞれにその意味が違うことが多いからだ。
しかし、「無免許で」「30時間も休まず走りっ放し」が
「危険運転ではない」という判断に納得がいくはずはない。
私は、「無免許」「飲酒」の時点で、結果を問わず危険運転だと思っている。
おそらくはこれが一般市民の判断と同じではないのだろうか?
これまで(無免許でも)長い間車を乗り回してきた実績があるから、
車を運転できないわけではない。
だから、無免許運転は危険運転には当たらないという解説を読んだが、
それなら免許制度なんかやめてしまったらいい。
おそらくこの事故では保険は一銭も降りないだろう。
それは無免許運転だったからだ。
この判断は至極当然だとは思うが、
でも、もしこの運転手のこれまでの運転実績を考慮に入れるなら、
彼を処罰するところの「情状」としてではなく、
被害者を救済するための保険の方にこそなされるべきだと思う。
これは以前にも書いたが、
飲酒ひき逃げでアルコールが抜けてから出頭すれば
飲酒の罪は問われないらしい。
それならそれでまあ仕方ない。
ただ、ある意味では逃げ得のような制度を制定すれば
飲酒で事故を起こした時に逃げる輩の存在は簡単に想定できる。
ならば、逃げたら絶対に損だという罰則規定にしなければならない。
飲んでなくても逃げたら飲酒よりも重い罰則をあてる。
それが正しいのではないかと思うのだ。
まあ、今回の事故で議論が深まり法律が改正されることを
極めて個人的ではあるが望んで止まない。